立ち稽古に向けて、舞台が整えられつつあるWS劇場。
タイテーニア役のパトラ鈴木(アン ミカ)がセリフを読み上げ、勢い余ってオーベロン役のフォルモンの尻を蹴ってしまう。フォルモンは体に触れるなと猛抗議するが、パトラは稽古を再開したあとも再びキックをさく裂。

久部(菅田将暉)が見出すフォルモン(西村瑞樹)の“魅力”
怒髪天のフォルモンに、久部はこの役になぜフォルモンをキャスティングしたかを懇切丁寧に説明。演出家は役者のいいところを見つけるのが仕事だと言い、「たまに見せる悲しそうな顔がいい」とフォルモンの“良さ”を語った。
その言葉に蓬莱はハッとして、コントオブキングスというコンビのボケとツッコミが逆だったのだと指摘。しかし、フォルモン本人は怒りのあまりステージから降りてしまう。

屋上で頭を冷やして決心した様子のフォルモンは、はるおを相手に、ボケとツッコミの役回りを逆にしてネタを始める。はるおは戸惑うが、ツッコむよう進言するフォルモン。はるおに尻を蹴られたフォルモンは憑き物が取れたように大笑いした。
稽古場に戻ったフォルモンは、先程とは打って変わった面持ちで、尻を蹴るようにパトラに要求。その姿に笑いが起きて拍手喝采。久部は「先に進もう」と決意を新たにした。
