12月7日(日)の『ボクらの時代』は、菅田将暉さん、神木隆之介さん、三谷幸喜さんが登場しました。
現在放送中のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ)は、1984年の渋谷の架空の街「八分坂」を舞台に、若者たちの青春や挫折を描いた青春群像劇。
主人公の若き劇団演出家を菅田さんが、かけ出しの放送作家を神木さんが演じています。脚本を務めた、三谷さんの半自伝的要素を含んだオリジナルストーリ―としても話題を集めています。
三谷幸喜 脚本家として撮影現場に行きたくない理由
芝居について語り合うなか、「自分がやっていること、考えていることが正しいんだろうか?と、不安になることはあるか」という話題になると――。
三谷:例えば、脚本家、舞台でいうと劇作家は「常に正解を持っている、正解を知っている」というふうに、俳優さんは思いがち…。
菅田&神木:思ってます。
三谷:ですよね。本当は、僕が知らないことがいっぱいあるんです。自分で書いておきながら、「なぜ、ここでこの人がこんなセリフを言うのか」、脚本家は、常に正解を持っているという幻想があるから、だから僕は、撮影現場にあんまり行きたくないんですよ。
神木:ああー。
三谷:せっかく、みんなが試行錯誤しながら良いものを作ろうとしているときに、答えを知ってる人間がそこへ来ちゃうと、なんかちょっと興ざめするところも、なくはないんじゃないですか?
三谷さんの問いかけに、菅田さんは「興ざめというか、自分らを信じられなくはなりますよね」と語りました。
