礼子が操縦する警備艇「あかつき」で現場へ向かった一同は、人間の指らしきものと1枚のメモを発見する。メモには「次は」と書かれていたが、続きは解読できる状態ではなかった。

その夜、強行犯係での初日を終えた日下部は、礼子と共に過ごしていた。2人は周囲には内緒で、恋を育んでいたのだ。そして突然、日下部は礼子にプロポーズをする。

しかし礼子は、結婚する気などなく捜査一課に戻りたい一心の日下部を、「最悪!」「アホ!」と一喝。礼子の本心を知ってか知らずか、日下部は一刻も早く手柄を挙げ、自らの力で本部に戻ると誓う。

湾岸署の態度にいら立つ日下部(加藤シゲアキ)さらに、新たな切断遺体が発見され…!

鑑識の結果、発泡スチロールに入っていたのは人間の小指だと判明し、水上署と捜査一課による合同捜査本部が発足した。それでも玉虫の頭には、警視総監や都知事ら豪華な列席者が集まる翌週の「観閲式」のことしかなく、日下部は水上署が捜査の戦力としてカウントされていないことに腹を立てる。

苛立つ日下部をなだめつつ「あかつき」に乗り込んだ碇は、“東京湾のプロ”である礼子に湾岸エリアの捜索方法を一任。これまでただの運転手としてしか扱われてこなかった礼子は碇の信頼に応え、最近カラスが増えている第六台場へと船を向けた。

第六台場は、かつて過激派グループのアジトとしても使われていた東京湾唯一の人工無人島。そこで3人は右足のない遺体を発見するが、その遺体は発泡スチロールで見つかった「小指」とは別人のものだった。