大西流星(なにわ男子)さん、 原嘉孝(timelesz)さんがダブル主演を務める『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ』は、ある事故で父親を亡くし、心に深い影を抱えた青年・小柳龍一(通称:ロン/大西)と、そんな彼を見守り続けてきた、年の離れた幼なじみの刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん/原)、そして、友人や新たに出会う仲間たち「ネイバーズ」による、「未来への希望」を描くヒューマンミステリー。 

<コラム>『横浜ネイバーズ Season1』第6話

“バカ”(いきなりこんなこと言いますが、どうか最後までお付き合いください)が詐欺師に引っかかって、主人公が小5と仲良くなった、って、それだけなのに、それだけの話なのに、なぜ…なぜなの…オロロロロロロロォォォォォオオオォォォォーーーーー!!!(つまり号泣)

あー、意味わからん。このドラマ、ホントに意味わからん(褒めてます)!!

いやだってまず、あの“詐欺師”のエピソード、いまだかつて、あの単なる“詐欺師”ごときに(ごとき言うな)、ここまで“人格”持たせたドラマ、ありましたかね?ねぇ。ありましたかね??(誰に!?)

少なくとも、主人公が直接関与しないサブエピソードにポッと出の単発詐欺師レベル(言い方!)では、あそこまでの“人格”描写、なかったよね!?だって詐欺師に“人格”持たせちゃったらさ、それに引っかかるヤツも悪いみたいな邪念とか、詐欺師への同情が入っちゃって、事件が起こって解決するという、その起承転結の道筋がぼやけるじゃない?

話がややこしくなって、解決に尺かかるじゃない(尺言うな)?しかも今回で言うたら、その詐欺のレベルが、あまりにも低すぎるじゃない(詐欺のレベルとは?)?全然巧妙じゃないじゃない?会って間もない相手で、しかもマッチングアプリ経由での交際なのに、いきなり200万用立てろとかさ、どの角度から見ても詐欺じゃない?

だから、そこにいくら“詐欺師の人格”を持ち込んだとて、引っかかるヤツの方が“バカ”ってことが強調されるだけじゃない?なんなら、今回引っかかっちゃった“バカ”=マツ(高橋侃)はさ、もうほんとに、どうしようもない“バカ”じゃない?キャラクターとして仕上がっちゃってる“バカ”じゃない?

だから単純に、人格のない詐欺師に引っかかった…ってだけでも、物語は成立するじゃない?許容できるじゃない?ラスト、仲間たちに「マツ、バカだったね~」とかなんつって、ノンキに終われるじゃない?

なのになのに、このドラマときたら、詐欺師に“人格”を持たせる――本当の悪はいないし、詐欺師の彼女にだって良いところはあって、事情もある…詐欺師の事情なんて、んなもんあるかい!みたいな、そういう次元に立たせない背景をさりげなく描いたおかげで、マツってば詐欺師を本気で好きになってしまう…それに僕らも同情してしまう…という説得力をも持たせてしまった。

で、なおかつ、バカはバカでも、マツのバカは、どうしようもなく“愛すべきバカ”!!ってのを最大化させて、こっちの涙腺まで刺激してくるというアクロバティックなストーリーテリング!!

普通に考えて、「マッチングアプリで知り合った女から急に200万円要求される詐欺に引っかかった“バカ”な男」という、この筋書きで、涙腺刺激まで持っていく、いや、オロロレベル(=号泣)まで持っていくだなんて、普通、不可能ですよ!?