山道を走っていると、後ろから車が近づいてくる。目の前は通行止めの看板が道を塞いでいた。

車から降りてきた男たちが近づき、後ろを開けろと銃を突きつける。乾たちは車を降りて後部ドアを開け、楽器ケースを開けていく…。

最後に水上がコントラバスのケースを開けると、中から出てきたのはスティンガースがたびたび協力を依頼していたカレー店の店主・アリシュ(ラジャ・サハニ)だった。ラマバティとアリシュは乗り込む時に入れ替わっていたのだ。

二階堂(森川葵)はラマバティ(矢野聖人)をヘリポート送り届けるが…

その頃、二階堂とラマバティは、カップルに扮して東京観光をしていた。

このプランは誰にも話しておらず、一番安全だと話す二階堂。乾以外のメンバーは、ケースの中がアリシュだと知っていた。もしメンバーの中に工作員と通じている者がいたら、道中で誰も襲ってこないはず。

しかし実際は工作員が追いかけてきた。つまりそれは、スティンガースの中に情報をリークした人間はいないということだ。

わざわざ楽器ケースの中にアリシュを入れなくてもよかったのでは、と疑問を投げかけるラマバティ。そんな彼に、二階堂は「乾さんにだけは本気で臨んでほしかった」と答える。

スティンガースの疑いは晴れたかに見えたが、乾が工作員と通じている可能性は残る。しかし、二階堂は「それはありません」と断言した。

2人は高層ビルに到着し、屋上へ。ヘリで基地に飛び、国外へ脱出する計画だ。

ヘリポートに向かうラマバティを見送る二階堂。するとその瞬間、離れた高層ビルに光る物を見つける。二階堂がとっさに「伏せて!!」と叫ぶも、ラマバティは胸を撃たれ、その場に崩れ落ちた…。

西条と二階堂は警視庁の幹部会議室に呼ばれ、状況を説明する。情報漏洩の可能性を最小化するため、計画は二階堂が単独で立案・決行した。しかし、かえって二階堂は工作員とのつながりを疑われる。

反論する西条だが、二階堂が外務省出向時にバンジャタン共和国との国交交渉を担当していたことが明らかに。窮地に陥った二階堂は、捜査員に促され、無言で取り調べに向かうのだった…。

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