火9ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』は、日本ではまだ制度としての確立も曖昧な「おとり捜査」に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称「スティンガース」の活躍を描く、完全オリジナルの爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテインメント。
アメリカ帰りのキレッキレの女性捜査官・二階堂民子(森川葵)がチームを率いて、事件解決に導きます。
2025年8月19日(火)に放送された第5話のあらすじ完全版を紹介します。
『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』第5話あらすじ完全版
囮(おとり)捜査もこなれてきたスティンガースは、今日も犯人検挙にいそしんでいた。

彼らが警視庁に戻ると、二階堂民子(森川葵)が新しい事件のブリーフィングを始める。次なる事件は「宗教団体『幸せの果実』信者 連続行方不明事案」だ。
「幸せの果実」とは、若者を中心に5000人以上の信者がいるという新興宗教で、4人のリーダーによる集団指導体制を採っている。
二階堂がモニターに表示したリーダーたちは、全員が若い男女。自然と共生し、人間本来の生き方を取り戻すことを教義としていて、信者の一部は教団が所有する農園で自給自足の集団生活を送っている。

その農園で信者が行方不明になっており、信者の家族から来る相談がここ1年で急増していると、二階堂は説明した。
乾信吾(藤井流星)が「これって事件なのか…?」と疑問を投げかけると、現時点では疑惑の域を出なくとも「その段階で動けるのがおとり捜査の強みだ」と西条巧(玉山鉄二)が答える。事件が起きてから動く通常捜査とは違うのだと。

信者として団体に入り込む捜査に対して意気込む関口欣二郎(杉本哲太)に、二階堂は不敵に微笑んだ。
教団がよく勧誘しているエリアに向かうスティンガース。駅前、カフェ、占い館、大学…それぞれがおとり捜査を開始したところ、乾、森園はな(志田彩良)、小山内誠(井内悠陽)が教団の自己啓発系セミナーに参加することになった。
唯一、教団の「恵み農園」に体験入園することになった森園は、教団の運転手・野間英司(内藤秀一郎)が運転する車で農園へと向かう。