火9ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』は、日本ではまだ制度としての確立も曖昧な「おとり捜査」に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称「スティンガース」の活躍を描く、完全オリジナルの爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテインメント。
アメリカ帰りのキレッキレの女性捜査官・二階堂民子(森川葵)がチームを率いて、事件解決に導きます。
2025年9月23日(火)に放送された第10話のあらすじ完全版を紹介します。
『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』第10話あらすじ完全版
バンジャタン共和国の後継者候補ラマバティ(矢野聖人)の暗殺を阻止するべく、スティンガースは危険なミッションに挑んでいた。
しかし、ラマバティに扮した乾信吾(藤井流星)も、ホテルに身を隠していたラマバティ本人も何者かに襲撃される事態に。
情報漏洩の疑惑が渦巻くなか、西条巧(玉山鉄二)は二階堂民子(森川葵)に言う。日本の警察に裏切り者がいて、囮(おとり)捜査を通じてそれが誰かを炙り出すために、スティンガースを創ったのだと。
二階堂を首相官邸へと連れて行く西条。土橋健夫首相(金田明夫)は、ラマバティをアメリカに亡命させ、この件を警視庁囮捜査検証室に一任すると告げる。そして西条は、警察内部に潜り込んでいる工作員を必ず炙り出すと宣言するのだった。

浮かない顔をする二階堂に、西条は説明する。ラマバティの命を狙ったのは独裁政権を維持するために動く諜報部隊で、彼らを射殺しホテルに現れたのは社会主義の理想を追求してきた古くからの諜報部隊だと。
だが二階堂にはもう一つ疑問があった。工作員を特定するためにスティンガースを創ったのだとしたら、西条は初めから誰かを疑っていたのか。
だとしたら、誰が──?その問いを遮るように西条は言う。「それを炙り出せるのは、君しかいない」と。

二階堂はラマバティ亡命プランを乾、水上涼介(本郷奏多)、森園はな(志田彩良)、小山内誠(井内悠陽)、関口欣二郎(杉本哲太)に説明する。警視庁に滞在後、米軍横川基地から脱出しアメリカに向かう計画だ。
一方で二階堂は、乾に秘密の任務を依頼。それは、ラマバティが出国するまでに、政府の金庫にあるバンジャタン共和国の宝物を警視庁に運んでくること。
その王冠は、バンジャタンの正統な権威の象徴。コードネームは「カボチャ」。