スティンガースルームに何やらマジックグッズやカラオケセットが用意されている。
お楽しみ会?誰かの誕生日?乾信吾(藤井流星)や水上涼介(本郷奏多)、森園はな(志田彩良)、小山内誠(井内悠陽)、関口欣二郎(杉本哲太)が考えをめぐらせるが、モニターには「練習しておいてください」のひと言だけ。
なにか捜査に関係あるのだろうか…?
数日前、警視庁の会議室では、二階堂民子(森川葵)が西条巧(玉山鉄二)からある相談を受けていた。
城山会会長の三男と、利根川ユニオン代表の次女の結婚式が、今週末に執り行われるという。どちらも国内最大規模の麻薬カルテルで、激しい抗争状態にある。組織が対立するなか、愛を育んだ2人はまるでロミオとジュリエット。
西条によれば、本来は組織対策部の案件だが囮(おとり)にかけてほしいやつらがいると、二階堂は依頼を受ける。
「城山会&利根川ユニオン 結婚式で指名手配犯 ごっそり捕まえまSHOW!」
二階堂がミッションを映し出す。当日の招待客リストの中には警察が把握していない7名がおり、指名手配犯が偽名を使って式に参加するとみられている。そこで式場に現れた彼らをおとりにかけ、一気に逮捕する狙いだ。
式場スタッフや参列者として潜入するスティンガース。抗争状態の組織が集まるという異常な緊張状態の中、披露宴が終わるまでにすべての指名手配犯を見つけ、逮捕に導くことはできるのか…?