森川葵さんが、2019年に放送された『ザ・ノンフィクション「おじさん、ありがとう」熱血和尚の物語』の、その後の物語を読みます(10月19日14時~/フジテレビ※関東ローカル)。

『ザ・ノンフィクション』放送30周年を記念し、名作・話題作として記憶に刻まれた番組と、“その後の物語”を特別企画として5週連続で放送。その第3弾が、2019年6月に放送された「おじさん、ありがとう〜ショウとタクマと熱血和尚〜」です。

家庭に居場所を失った少年少女と、彼らを支え続けた住職との12年にわたる記録は放送時に大きな反響を呼び、民放連賞・テレビ教養部門最優秀賞、ATP賞テレビグランプリ、ニューヨーク・フェスティバル・銀賞など、国内外で番組歴代最多の受賞を果たしました。

ナレーション収録後、当時と今回の“その後の物語”の語りを務めた森川さんにインタビュー。映像を見ての感想や、自身にとっての熱血和尚のような存在、壁にぶつかったときに心に決めていること、などについて聞きました。

“平成の駆け込み寺”で少年少女を支えた住職 あの子どもたちは今…

愛知県岡崎市の山あいにある小さな寺。「平成の駆け込み寺」と呼ばれ、非行や虐待、いじめ、薬物依存などで親元を離れた子どもたちの「居場所」です。

その寺で壮絶な思春期を過ごしたショウさんとタクマさん。

非行グループに属していたショウさんは、バイクの窃盗を繰り返し、13歳にして少年鑑別所に送致される寸前でした。兄貴分のタクマさんもまた「九州の中学生ヤクザ」と異名を取るほどの問題児。

熱血和尚とショウ

そんな2人を受け入れたのが、住職の廣中邦充さんです。

子どもたちに「おじさん」と慕われ、時に叱り、時に抱きしめながら、父親のように寄り添い続けました。ショウさんは少しずつ落ち着きを取り戻していきますが、ある日、事件が起き…。

一方、廣中さんの体はがんに冒され、脳への転移が判明。命と向き合いながら、最後まで子どもたちに手を差し伸べ続けました。

熱血和尚とみずきのバージンロード

大きな反響を呼んだ放送から6年…寺ではおじさんの七回忌が行われました。

かつて熱血和尚に救われたショウさんとタクマさん、寺で過ごした子どもたちの「その後」の物語。