ピエタス女学院は夏休みに入り、葵組の副担任・佐倉栄太(味方良介)がカヲルの指導を手伝うことに。

愛実が佐倉を連れてきたことに、カヲルは明らかに不満そうな表情を見せる。
佐倉はカヲルに本を読ませて障害の程度を見極めようとするが、カヲルは突然「本を買いに行きたい」と愛実の手を取ってその場から立ち去った。
勇樹(あお)から絵本を読んでとせがまれたカヲル(ラウール)だが…
書店に行き、本を選ぶ2人。一生懸命に本を選ぶ愛実を見て楽しげなカヲルだが、実は弟の勇樹(あお)に本をプレゼントしようとしていたのだった。

本を購入した2人はカヲルの母・香坂奈央(りょう)の夫が経営している理容室を訪れる。
勇樹を連れて公園に行き、買ってきた本を読み聞かせる愛実。勇樹は「お兄ちゃんのほうがいい」と、カヲルに本を渡す。仕方なく読み始めるカヲルだが、うまく読むことができず、すぐに切り上げてしまう。

勇樹を奈央の元に送り届けると、仕事に行く時間だと言って早々に去っていくカヲル。愛実は、彼を傷付けたのかと不安になり…。
その頃、川原は愛実の父・誠司(酒向芳)に「愛実がホストに勉強を教えている」と伝えていた。誠司はこの件は自分に任せるようにと告げ、川原にいら立ちをぶつける。

「THE JOKER」に出勤したカヲルは、看板ホストのつばさ(荒井啓志)に呼び出される。
そのテーブルでは百々子が待っていた。百々子はカヲルに愛実と店の外で会っていることを確かめると、本当に勉強のためなのか、本心ではカモにするつもりなのか、と率直に問う。
カヲルは、愛実を心配する百々子を「くだらねー」と一蹴した。