3週間後、雄太に懲役1年5ヵ月の実刑判決が確定する。

白馬と鶴見は「ガンダーラ珈琲」でそのニュースを確認。白馬に多胡の捜査状況を尋ねられた鶴見は、事件は想像以上に闇深く、上層部から捜査を止められている状況にあるが、捜査を続ける強い意思を示す。

その頃、雄太が娘・綾(三浦舞華)の大学合格祝いの席で、離婚の話を伝えようとすると、絵美がそれを引き取る。雄太の不正に屈しない姿に惹かれていたが、出世とともに気持ちは離れていったと振り返る絵美。

しかし最近の雄太は昔のような姿に戻っていると感じており、出所を待つ意思を伝える。離婚届は、すでに破棄されていた。

一方、肇はさつきから、石渡会長が、肇の続投を望んでいることを告げられる。肇と石渡は言い争いながらも、キャスティングについて話し合い…。

祥子(高橋惠子)がマチルダ失踪の“段取り”と八郎(佐久本宝)の関与を明かす

紀介のもとを訪れた介護士の三島ひろ子(奥田恵梨華)は、認知症を抱える祥子(高橋惠子)の介護に自身が指名されない理由を尋ねる。

紀介が拒絶されることを恐れて距離を取っていた、と明かしたことで誤解が解け、2人の関係は和らぐ。

すると、祥子が取り乱したように、「失敗できない大役を任されている」、雄太や肇の父親たちと「“段取り”の確認が必要だ」と語り出す。

さらに、マチルダの名前を口にし「誰にも話してはいけない」と慌てた様子を見せたことで、紀介は、再開発や失踪事件の裏に、自分たちが知らない計画と大人たちの関与があったことを感じ取る。

マチルダ(木竜麻生)失踪に“不良”が関与か?記憶に対峙する紀介(津田健次郎)が叶えたかった夢

紀介はすぐに雄太と肇を呼ぶと、彼らをそれぞれの父親“吉井正雄”と“藤巻努”になぞらえ、祥子に紹介した。

その頃、鶴見は私服で多胡を尾行していたが、路地裏で多胡に捕まる。多胡は、上層部に捜査を止められている状況でも正義を貫こうとする鶴見を評価し、公安部へスカウトする。

実は実行犯とされた八郎こと若き日の多胡は、鳥飼も所属していた反社会的組織「白狼会」に潜入していた公安部の刑事だった。

当時、多胡は黒江の婆さんの殺害を止められなかったことを悔やみ、同じ過ちを繰り返さないためにも、雄太たちの親と協力し、マチルダを救出する計画を立てていた。

その計画は、まず多胡が白狼会のメンバーの動きを封じ、自身と鳥飼しか動けない状況にしたうえで、マチルダを薬品で眠らせる。その後、鳥飼の車で袋に入れたマチルダを運び、沼に捨てた直後に、親たちが救出するというもの。

マチルダは多胡からこの計画を聞き、受け入れていた。

肇の母・芳江(市原茉莉)は道端に身を隠し、沼へ向かう鳥飼の車が道を通ったら巨大なライトを空に向けて照らし、沼で待機する雄太の父・正雄(奥村アキラ)と肇の父・努(加藤雅人)に合図を送る。灯りを確認した2人は同様にライトで応答する。

かつてユンたちが神社で見た宇宙船の光のようなものの正体は、この救出作戦の合図だったのだ。

マチルダ(木竜麻生)が残したメモ“クラーク”の正体は?30年前の真実に近づく雄太(反町隆史)たち

袋に入ったマチルダが投げ捨てられた直後、水中に潜んでいた祥子(上野なつひ)がそれを引き上げ、正雄たちが救助。意識を失っていたマチルダが目を覚ます。

その後、多胡が用意した新たな身分証を受け取り、マチルダは別の場所へ送り出される。この一連の出来事は、関係者だけの秘密とされていた。

雄太たちは祥子から語られたその話に言葉を失う。