乾は森園がなぜ6階にいて、二階堂のような格好をしていたのか理解できない。そこに突然、ロッカーから二階堂が現れ、乾にだけ作戦を伝えていなかったことを明かす。

情報を流していた部屋に工作員が現れず、森園を襲ったということは、彼らは二階堂を狙っている。なぜ二階堂が病院に現れると予想できたのか?その理由や情報漏洩のルートは…?

そして、二階堂は土橋健夫首相(金田明夫)に接触し、乾がSPを引きつけている間に“あること”を話す。

二階堂(森川葵)らスティンガースはバンジャタン旧諜報部隊のリモート会議に入り込む!

翌日、二階堂は過去の『決裁願』を極秘に確認し、水上からある人物に“招待状”を送らせる。

さらに次の日、二階堂たちはバンジャタンの旧諜報部隊によるリモート会議に極秘に入り込むことに。35年ほど前、バンジャタン本国で英才教育を受けた子どもたちが日本に送り込まれ、今や政治家や官僚、大企業のトップ、警察内部にも潜んでいるという。

彼らの目的は日本で社会主義革命を起こすことだったが、本国は独裁国家になり、理想は宙に浮いたままだと、水上が乾らに説明する。

そして会議がスタート。参加者の中で、一つだけカメラがオンになると、土橋首相が現れた。彼は会議を呼びかけたことを明かし、アデル・エルタがバンジャタンの後継に指名されることに疑問を感じていると話す。

会議の終盤、二階堂たちのPCは強制退室させられ、土橋首相は参加者の「F」という人物に「明日、二階堂と桜門ホールで会う」こと、二階堂について「カタをつけたほうがいいのでは」と伝える。Fは音声変換された声で「わかりました」と返答した。

翌日、ホールのロビーに1人の男がやって来る。その男、バンジャタンの工作員は──西条だった。

土橋首相は、西条が工作員だと確かめるための“おとり”で、リモート会議で工作員のリーダーを演じるよう、二階堂から依頼されていたのだ。