月経の症状を緩和する「低用量ピル」には、さまざまなメリットが!
月経にまつわる症状を緩和する「低用量ピル」についても、高尾先生が解説しました。

子宮内膜症で経血の量が多く、低用量ピルを飲んでいるという安田さんは「ピルを飲んでいるととてもラクだし、妊活のときに子宮がキレイになったと言われた」と打ち明けました。
高尾先生は、「避妊目的の薬というイメージを持つ世代もいるが、生理痛が重い人のための薬でもあり、保険適用もある。女性の人生を支えるさまざまなメリットがあること知ってほしい」と、低用量ピルへの理解を促しました。
安田さんは「経血の量が少ない月もあれば、急に多くなる月もあり、色も変わってきた気がする。これは更年期の始まりなの?」と、質問しました。

高尾先生によると、「妊娠の可能性が低くなると、妊娠準備のための“ベッド”の質が変わる=経血の量が減る」「子宮の病気によって経血が増える」などの原因が考えられるそうで、「閉経の前後10年間が更年期と呼ばれるので、不安があったら婦人科に相談に行くと良い」とアドバイス。
千秋さんは「生理が終わったと言っていた先輩ママが、娘の恋バナを聞いてキュンとしたら生理が再開したと言っていた」というケースを紹介しましたが、高尾先生は「それはたまたま」と苦笑しつつ、「生理が来ない状態が12ヵ月続いたら『閉経』だと考えて」と言い添えていました。
「娘に聞けない」「同僚に聞いたらセクハラでは?」男性側の悩みも
番組では、生理用の「吸水ショーツ」や経血の量が多いときに漏れを防ぐ「オーバーレギンス」「オーバーシーツ」、医療従事者など生理中も白いパンツを履く必要のある人のために開発された真っ白な「生理用パンツ」なども紹介。

裏側に防水シートが施され、パンツの内側に生理用ナプキンを入れるポケットなどが付いた「生理用パンツ」を手にした安田さんは、「軽いし、防水のところもゴワゴワしない!」と驚きの表情を浮かべ、千秋さんも「生理中は白のボトムは履けないのが当たり前だったから、考えずに済むのはうれしい」と笑顔を見せました。
「生理痛が軽い母につらさを理解してもらえない」などの女性側のお悩みと、「娘に生理について聞けない」「同僚に生理か聞いたらセクハラと言われないか?」などの男性側のお悩みも紹介されました。


「急に意識を変えるのは難しいから、学生時代からの教育が必要なのでは?」と語っていた竹山さんは、女子高生が男性を含む他校の生徒に生理について教える取り組みを見て、「理解し合うことが大事!」と納得した様子。

坂上さんが「自分がやっている動物保護施設は、9割が女性スタッフ。自分を男性だと思わずに生理についてオープンに話そうと切り出してみたが、自分の考えを押し付けるのはいけないなとも感じた」と難しさを語ると、高尾先生は「例えば、年長の女性が間に入って三者間の話にするとか、会社の健康窓口を通すなどの工夫が有効では?」とアドバイスをしていました。
『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年3月14日放送より