なくてはならない存在となったAIと子どもの付き合い方について、考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、「子どもにAI、どう使わせる?」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、くわばたりえさん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんが討論しました。
必要なのは「思考力や想像力」より「問う力」?子どもとAI、どう付き合わせればいい?
最初に紹介されたのは、『マグナとふしぎの少女』というAIえいごアプリ。学校の授業などでも導入されていて、単語学習などのほか、バトルモードやストーリーモードで楽しみながら英語を学ぶことができるといいます。
くわばたさんは、中3の息子の進学先について考えていたところ、「息子はchatGPTに条件を入れて出てきた高校から選んでいる。chatGPTの言うことは『絶対』なのがモヤモヤする」と不安を感じているようですが、番組公式SNSには「教師の負担が減りそう」とプラスに捉える声も。
三木さんが「AIは便利だが、答えを導き出すまでの思考力や想像力が育まれないと不安を感じている親も多いのでは?」と問題提起すると、竹山さんは「専門家と話していたら、これからは『どうするか?』を考える力は重要ではなく、『問う力』が必要になると考えている人もいた」とAI時代の変化を語りました。
就職活動でもAIを使えることが前提!親世代も怖がっていないで積極的に活用を!
「AIに答えを聞いてしまわないか?」「AIが間違ったことを教えないか?」という、親世代が感じている不安も紹介されました。

くわばたさんが「息子はchatGPTを『チャッピー』と呼んで親しんでいるが、私には使い方がよくわからないし、何を聞いていいかわからない」と戸惑いを明かすと、千秋さんは「(自身が大ファンの)阪神の優勝の可能性を聞いたりしている」と活用例を指南しました。
番組では、「スクールAI」というシステムを使った授業も取材。このシステムでは、事前に教師がAIに指示を入力することで子どもたちの考えを深めていくような導き方ができるだけでなく、答えを敢えて教えないようにすることも可能で、授業の中で自然にAIの活用方法を学ぶこともできるといいます。

くわばたさんが「親も『ついていかれへん!』と諦めるのではなく、いいところもあるのかなと受け止めないと」と言うと、竹山さんも「AIとの付き合い方を学んだ上で、正しく使えるようになるのが理想的」とポジティブにコメント。
千秋さんも「就職活動でも『AIを使いこなせる』というのが前提になっているので、親も怖いと言っている場合ではない」と訴えましたが、三木さんは「AI教育が進んでいたフィンランドなどでは、学力が落ちてきて紙の教科書が再評価されていたりもする。バランスも大切なのでは?」と主張しました。