シニア世代の働き方や若い世代と一緒に働く際の注意点について、話し合いました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、土ドラ『浅草ラスボスおばあちゃん』に出演中の梅沢富美男さんが生出演し、「シニア世代の働き方」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんと考えました。

75歳を超えても働きたい人が4割!今の仕事を辞めたら、どんなことに挑戦したい?

内閣府の「高齢社会白書」によると、現在、「75歳以上も働きたい」と希望している人は4割以上。その数字を聞いた現在74歳の梅沢さんは、「働いたほうがいい。人生経験が豊富だし、自分でも不思議なくらい全然衰えない!」と胸を張りました。

「収納アドバイザー」「通訳」などシニア世代が挑戦してみたいと思っている職種が紹介されると、梅沢さんは「陳建一さんに『チャーハンのレシピを教えて』と言われたことがあるくらいだから、舞台以外に仕事をできるなら料理人をやってみたい」とニッコリ。

竹山さんは「可能なら弁護士になってみたかった。この年齢になると、人様の役に立つような何かになりたいと思うようになる」と思いを馳せ、芸能以外の仕事も手掛けている千秋さんは「どんどんやりたいことが増えていく」と語りました。

25年間パートをしていたアパレル会社から、保育補助に転職した66歳女性の例も紹介。三木さんの同僚も定年後に保育補助の仕事をしていて、「体はきついけど、子どもが懐いてくれるのがうれしい」と話しているといいます。

千秋さんの知り合いのスタイリストも、75歳で小料理屋を開くのを目標に見習いから仕事を始めたそうで、「今までの蓄えで新しいことに挑戦しているようだけど、すごく楽しそう!」と千秋さんは目を細めました。

働くシニアは格好いいけれど、「“働かない時間”も大切に」と三木がアドバイス

番組では、65歳以上を対象にしたシニア向け人材派遣会社「高齢社」を取材。「高齢社」は働いているスタッフも平均68歳というシニア世代で、スタッフの一人は「妻の自由な時間のためにも」と働き続けることを選んだといいます。

「高齢社」に登録して、制服の洗濯の仕事を週3日で担当しているという72歳の女性は、「今まで総務の仕事をしていたから、体を動かす仕事をしてみたかった」と職選びのポイントを語り、稼いだお金は卓球の遠征費に充てていると教えてくれました。

梅沢さんが「元気いっぱいだし、外に出ることは大事!」と72歳の女性を絶賛すると、千秋さんも「父も週1で働いているが、スーツを着ると今でもかっこいいし、そういう機会はあったほうがいい」とシニア世代にエールを。

一方、三木さんは「年金の問題などでシニア世代も働く方向に煽られているけれど、退職したら1ヵ月でいいから何もしないで旅行に行ったりする時間を持つことも大事」と警鐘を鳴らし、竹山さんは「シニア世代が働かないと食べていけないという社会に問題がある」と指摘しました。

「昔の肩書をひけらかさない」「挨拶は自分から」シニア世代が働くためのポイントは?

「仕事をえり好みしない」など、若者世代と働く際にシニア世代が注意しなければいけないポイントも、紹介されました。

「昔の肩書をひけらかして上から目線で接する」という例について、三木さんが「過去の略歴をびっしり書いた名刺を持ってくる人がいる!」と呆れ顔で語ると、梅沢さんが「過去の話になっちゃうのもわかるけど、それはそれだから」とピシャリ。

「挨拶は自分から」「年下でも『さん付け』を」「自慢話は1回まで」という“働くシニアの心得”が提示されると、竹山さんは「自慢話を(若手から)聞かれると、スイッチ入っちゃうから気をつけないと」と反省の表情に。

「冗談で『300年に1度の役者だよ!』と言ったりするけれど、自慢話なんてしたことない!」と断言した梅沢さんは、「歌とかでたくさんもらった賞状も全部捨てたから!」と続けて、「それが自慢では…」とスタジオから突っ込まれていました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年7月11日放送より