大島優子さんが、『ザ・ノンフィクション「母ひとり子ひとりの物語〜息子が娘になる日〜」』 (8月3日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
「自分に素直に生きたい」と女性として生きることを選んだプロレスラーの息子と、その決断を支えた母。命の危険も伴う性別適合手術を受けると決めた先に「幸せ」は待っているのか…2年にわたる親子の葛藤と絆の物語です。
ナレーション収録後、「実際に性別適合手術を受けた友人がいる」と話す大島さんに、親子を見守って感じたことを聞きました。また、大島さんは2025年5月に第二子出産を発表。2児の母となった今思う、仕事と家庭の両立や自身の変化も語ってくれました。
「女性として生きる」タイでの性別適合手術を決断した息子に、母は不安が消えず…
母が見つめるリングに立っているのは女手一つで育てあげた息子。22歳になった一人息子は今、新しい人生を歩み始めようとしています。
「女になって、必ず帰ってきます」新宿・歌舞伎町のリングでそう叫んだのは、プロレスラーのエチカ・ミヤビさん(22)。本名は「とものり」さんです。
幼い頃から感じ続けていた心と体の違和感。10代のとものりさんはヒゲを生やし「男らしさ」を演じてきました。しかし違和感は年齢とともに大きくなり、次第に心はきしみ、やがて壊れていき…。
「何度も死のうと思った。でも今は、かわいく見られたい。素直になりたい」22歳になったとものりさんは、10日後に、タイで性別適合手術を受けることを決めていました。

そんな息子を客席から涙ながらに見つめていたのは母・かずよさん(58)。未婚のまま出産することを決め、一人で産んだ息子。父の顔を知らないとものりさんを、祖母とともに育ててきました。
そんな一人息子は、手術費用200万円をためるため、キャバクラで午前3時まで働き、わずか2~3時間の睡眠でプロレスの練習に励む日々。
命の危険も伴う大手術。そして、体を変えることで本当に幸せになれるのか。母としての不安は消えません。

そして必要な金をためた息子は「女性として生きる」ことを決め、母と祖母に見送られて、人生を変える大手術へと向かいます。
ある日、息子から“娘”になった子とその背中を支える母、2年にわたる親子の葛藤と絆を見つめました。