自分が悪いのに謝らない人の心情について、スタジオで考えました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、「絶対に謝らない人」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、梅沢富美男さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんが徹底討論しました。

「スーパーの列で横入りした人がいて…」ルールを無視する人がいたら指摘する?面倒だからスルー?

SNSなどで“謝ったら死ぬ病”と揶揄されている、自分に非があっても謝らない人たち。紹介されたのは、「スーパーのレジで横入りされたので『並んでいますよ』と声をかけたら、『それならお先にどうぞ』と言われた」という63歳男性のエピソードです。

梅沢さんが「ふざけたジジィだな!すみませんくらい言えないのか?」と口火を切ると、竹山さんは「コンビニで、並ぶ列を無視している人から、列に並んでいた自分が叱られたことがある。説明するのが面倒だから譲ったけれど…」と渋い表情に。

千秋さんは「若い時は(ルールを破った人に対して)『すみません』と言ったら負けという気持ちでいたけれど、最近は『すみません』って言ったほうが早いと思ってしまう」と竹山さんに共感し、梅沢さんは「でもきちんと言わないと、若い人でも年寄りでも間違っていることに気付けない人もいるから」と気持ちが収まらない様子。

三上アナが謝らない界隈の人にアドバイス「『ありがとう』と『ごめんね』はタダだから言ったほうがいい!」

「旅先で夫が自分の勘で道を選んでいたので、検索して『間違っているよ』と伝えたのに、謝らない」という、60代女性のモヤモヤも登場しました。

千秋さんが「夫が『ごめんなさい』を言わないと、『あっちも言わなかったから』と妻も意固地になる」と言うと、竹山さんは「こっちが先に謝ると勝ち誇るじゃん」と続け、夫婦間の謝罪の難しさが浮き彫りに。

「自分が運転しているのに、横で(ルートを)検索されたらイラッとする」「奥さんから夫への謝罪のほうが少ないのでは?」など議論が沸騰する中、三上アナは「これくらいのことなら、軽く『間違ってた!ごめん!』でいいのに、なぜそれが言えないのか?」と“そもそも”の姿勢を指摘。

すると三木さんが「わかってるよ!って思うから」と夫の心情を代弁し、三上アナは「『ごめんね』と『ありがとう』はタダなんだから言えばいい」とまとめました。

竹山さんの事務所のスタッフからは、「テーブルの上に鍵を置いておいたら、その上に竹山さんが書類を載せた。鍵を探していた竹山さんに『もっとわかりやすいところに置いて』と言われて謝ったが、書類を載せたのは竹山さんでは…」というクレームも届きました。

梅沢さんは「マネージャーは謝るのが仕事だし、そんなことでグジュグジュ言うのもおかしい」と竹山さんの肩を持ち、三木さんは「上司と部下の関係性だと、怒るか怒らないか、謝るか謝らないかは、相手との関係性によるところが大きいのでは?」と分析。

そんな中、竹山さんは「この件に関しては、オレは絶対に悪くない」と譲りませんでした。

“謝ったら死ぬ病”の原因の一つは「怒られるストレスに耐えられない」から?

一方、「必要以上に謝られると、こちらが加害者のような気持ちになる」という52歳男性の声が紹介されると、「オレがいじめているみたいになる」(梅沢さん)、「やりすぎるとバカにされている感じ」(竹山さん)、「本当にそう思っているか?と思ってしまう」(三木さん)とスタジオ一同が共感!

「スタンプで謝る」「すみませんの後に汗マークの絵文字」など「謝られてもモヤモヤする例」については、千秋さんが「内容が簡単なことならいいけれど…」とモヤっとした表情で語り、梅沢さんは「面と向かって『ごめんなさい』と言うこと」の大切さを主張しました。

書籍『絶対「謝らない人」』の著書の榎本博明さんによると、謝らない人の心のなかには「謝ったら責任を追及される」「褒められて育ったため、怒られるストレスに耐えられない」などの心理があるといいます。

梅沢さんは「確かに若い子は怒られたことがないから、現場で注意を受けても伝わっていないなと感じることがある」と経験を例に挙げながら述べ、竹山さんは「怒らない育児も大事なのかもしれないけど、怒ることを辞めちゃダメだよね。怒られることも大事だと思う」と持論を展開しました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年7月11日放送より