栗田貫一さんと浪川大輔さんが、それぞれ老舗すし店の「いなり寿司」と、高級腕時計ブランドが手掛ける「テリーヌショコラ」を紹介しました。
『ノンストップ!』(フジテレビ)で、ゲストが行きつけのお店やグルメを紹介するコーナー「行きつけ教えます」。

6月23日の放送に、アニメーション映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』(公開中)で声優を務めるルパン三世役の栗田貫一さんと、石川五ェ門役の浪川大輔さんが登場しました。
国民的キャラクターを引き継ぐプレッシャー
1995年からルパン三世役を務める栗田さん。
初代・声優である山田康雄さんからルパン三世役を引き継いだ経緯について、「僕の場合は、フジテレビの番組で山田さんのモノマネをしていたんです。そうしたら、『山田さんの体調が悪くなられた』ということでオファーをいただいたんです」と明かしました。
いきなり劇場版の声優をお願いされたそうで、「そんなもの出来るわけないじゃないですか…。(モノマネで)20秒くらいしかやったことがなかったので。もうプレッシャーどころではなく、どうやればいいのかわからない状態でした」と振り返りました。

一方の浪川さんは、1年ほどかかったオーディションを経て、2011年から三代目・石川五ェ門役として声優を担当。決まった際には、「(2代目声優・井上真樹夫さんの)モノマネと浪川さんらしさのある五ェ門をやってくれ」と依頼されたといいます。
浪川さんは「『声優が全員モノマネできるか』と言ったら、そんなことはないんです。何をやっても以前の声と比較はされるというのがあって、ずっと前任者の声を追っている感じです」と心境を吐露。
そして、「マネージャーが気を遣って、(石川五ェ門役が発表になる日)『今日だけはネットを見ないでください』と言ってくれたんですけど、気になって見てしまったら、すごいことになっていました」と苦笑いしました。

2011年は、浪川さんの石川五ェ門役をはじめ、峰不二子役を沢城みゆきさん、銭形警部役を山寺宏一と主要キャラクターの声優が交代。
そんな浪川さんたちは、“新生”「ルパン三世」収録前に栗田さんから食事会に誘われ「俺たちは家族みたいなものだから」と声をかけてもらったそう。
栗田さんは、「俺みたいにモノマネで入った人とは違って、声優としてトップを走っている人たちが新しく演じるにあたって、『スタートラインを一緒にしようよ。俺たちがルパンファミリーでいこうよ』と、そういう思いだったんです」と語ると、浪川さんは「本当にありがたかったです。(その食事会を経て)作品づくりに没頭できました」と感謝しました。