「救ちゃんだより」vol.6
原作を手がける天堂きりんさんが、ドラマのロケ地・愛知県蒲郡市を訪問。ウズメ役のイモトさんと初めて対面しました。
漫画を描いているときは、正直ウズメのイメージが少しぼんやりしている部分もありました。でも最近は、漫画を読んでいてもイモトさんの声でセリフが再生されるようになったんです。
ドラマを通して逆に「これがウズメなんだ」と教えてもらっているような感覚で、本当に感謝しています。今日、直接お話しできたこともすごくうれしかったです。
原作とドラマで変えてほしくないのは、キャラクターの本質に関わる部分ですね。例えばウズメの髪型は、長年引きこもっていたことで身だしなみに無頓着になっている感じを出したかったので、ボサボサだったり髪が長かったりする設定は大切にしてほしかったんです。
一方で奏くんの髪型は、雰囲気が合っていれば大丈夫。その線引きは難しいですね(笑)。ただ制作陣のみなさんが一つひとつ丁寧に説明してくださるので、納得しながら進められています。
実は、第1巻のコンビニのエピソードは、ぜひドラマで使ってほしかったんです。でも別の場面で土下座のシーンを生かしていただくなど、ドラマならではの工夫もあって。原作とは違う楽しみ方ができるので、結果的によかったなと思っています。
セリフを考えるときは、自分の頭の中で映像を作りながら思い浮かべることが多いですね。特に今作では、自分の身近な出来事と重なる部分がいくつかあって、実際に関わりのある人たちとやり取りをしたり話を聞いたりするなかで生まれたセリフもあります。
そうした経験があるからこそセリフにリアリティや重みが生まれ作品にも反映されているのかなと思います。
この作品を通して、私自身も再び立ち上がることができるのかな、と思っています。ありきたりな言葉かもしれませんが、どんな人でも、もう一度やり直すことができる。そう思ってもらえるような作品にしたいんです。
年齢も関係なく、最期を迎えるときに「いい人生だったな」と思えるような…うまく言葉にできないのですが、そんな人生を描けたらいいなと思っています。
