『再生のウズメ』は、元子役で、28歳まで劇団で舞台俳優を志していた主人公・田村ウズメ(イモトアヤコ)が、ある出来事をきっかけに、12年間引きこもりに。そんななか、「便利屋救ちゃん」の代表・興梠(白洲迅)と出会ったことで、人生を少しずつ再生していく物語です。
<試写室>『再生のウズメ』第2話
前回のおさらい…『再生のウズメ』とは、どんなドラマなのか?
・40歳まで引きこもっていた女性の再生物語
・という聞こえはいいけど、40歳まで引きこもっていたという、とてつもなく重たい現実
・しかも初回冒頭では、引きこもりの真っ最中に小学生のときの同級生が隣に引っ越してくるという、生々しさ
・さらに、その主人公の母親を演じるのが、市毛良枝さんというドンピシャ感
・そんな市毛良枝さん演じる母親から、「お母さんも70(歳)になったんだから、ちゃんとして!」と泣きつかれるという壮絶さ
・でも、そんな主人公を演じるのは、イモトアヤコさん
・という、このキャスティングから想像してしまう、仕上がりの不明瞭さ
・で、どうやって引きこもりから再生するのか?といえば、そんな彼女を“ニセモノ”になりすまして演じさせるという便利屋さん業
・という、大枠から感じ取られる無茶…
なのになのに(急に)!!!
初回を見た方は、もうおわかりでしょう。
40歳まで引きこもっていた女性が再生する。これだけなら、ヘタをするとファンタジーになりすぎる…んだけど、かといってリアルに寄せすぎれば、40歳の引きこもり主人公×70歳の母親(しかも市毛良枝さん)×初恋相手が引っ越してくる、というヘビー級の導入部。
重すぎて、見ているこちらがしんどくなってしまっても、おかしくない。
なのに、主演がイモトさんという絶妙なキャスティングと、そんな引きこもりの主人公を外の世界へといざない、物語へ巻き込んでいく便利屋さん・興梠(白洲迅)の絶妙なハンドリングによって、笑って、泣けて、ちゃんと前向きになれる王道のヒューマンサクセスドラマに仕上がっている…なんという奇跡!
そして何気に、主人公がかつて演じることに喜びを感じてて、引きこもってた最中は映画の名作に触れまくっていたというのが、物語を破綻させない絶妙なリアリティラインを守っているのです!!
