『再生のウズメ』は、元子役で、28歳まで劇団で舞台俳優を志していた主人公・田村ウズメ(イモトアヤコ)が、ある出来事をきっかけに、12年間引きこもりに。そんななか、「便利屋救ちゃん」の代表・興梠(白洲迅)と出会ったことで、人生を少しずつ再生していく物語です。

<試写室>『再生のウズメ』第1話

今作が放送される「土ドラ」には、6パターンしか存在しません(なわけない)。

①『リカ』などに代表される、シリアルキラー

②『隕石家族』などに代表される、SF

③『最高のオバハン中島ハルコ』などに代表される、ハイテンション

④『ミッドナイト屋台』などに代表される、グルメ

⑤『その女、ジルバ』などに代表される、文芸

⑥『さくらの親子丼』などに代表される、清水有生さん

最後の⑥だけ、東海テレビドラマの良心ともいうべき、脚本家・清水有生先生の名前を唐突に出してオチに使ってしまった感がありますが…清水先生、最新作お待ちしてます(勝手な呼びかけ)!!

つまり、要するに「土ドラ」ってのは、平気で殺人鬼を主人公にするし、隕石も普通に落とす…かと思えば、東海地方を舞台にした非スケール感もあったり、ほかとは一線を画す飯テロもやってみせる…んだけど、ごく稀(まれ)にギャラクシー賞という権威に触れる作品まで作っちゃうし、清水有生先生による、大ベテランのチャレンジ作もやってのける!!そんな、ドラマ枠、なのです。

では、さて。

今作、イモトアヤコさんが主演の『再生のウズメ』は、上記のどれに当てはまるのか?

単純に考えれば、説明不要のシーズン3まで放送された『中島ハルコ』路線……梅沢富美男さんがおばあちゃんになっちゃったこともあるし(『浅草ラスボスおばあちゃん』)、なんなら本上まなみさんが塚地武雅さんになっちゃったこともあるし(『パパがも一度恋をした』)、今回はイモトさんが主演なわけだから、それはもう、③の“ハイテンション”で間違いなし!!

…と、高を括(くく)ってました。

ところがどっこい。『再生のウズメ』は、まさかの⑤ “文芸”路線(ところで“文芸”路線とは!?)。