「お墓は必要ない」と遺骨を自宅で管理するケースもあるが…その遺骨を最終的にどうする?

「地方に墓があり墓参りに行けないので海洋散骨を検討していたのだが、叔母に反対された」という、50代女性のエピソードも紹介されました。

高橋さんは「お墓が草ボーボーになるよりはいいと思うが、散骨には賛否あるし、故人の意見が聞けないから困る。父の墓もいずれ縮小できないかと母に相談したのだが、『ファンの方も来るのだから高橋英樹の墓はないとダメ』と言われてしまった」と、50代女性に共感。

吉川さんは「お墓への思いは人により違うが、最終的には墓の名義人に決定権がある」と述べ、番組では「お墓いらない派」の人のための「遺骨ダイヤ」や壁掛けの仏壇、ミニ骨壺なども紹介しました。

竹山さんと千秋さんは「遺された人の気持ちが慰められればいいので、その人が満足する形を選ぶのがよいのでは?」と「お墓いらない派」にも寄り添いましたが、吉川さんは「自宅で遺骨を管理する場合、最終的にどこに納めるのかは考えておいたほうがいい」とアドバイス。

高橋さんは、「夫が突然亡くなったとして、遺骨をダイヤにしましたと言ったら、周りから『信じられない!』と言われそう」と妄想していました。

「樹木葬」「納骨堂」「本山納骨」…新たな納骨先のメリットとデメリット

「お墓は必要」と考える人の一番の難関とも言える「納骨先」の選択肢は、20〜80万円ほどかかる「樹木葬」、10〜50万円ほどの「納骨堂」、3〜10万円程度の「本山納骨」が挙げられるといいます。

吉川さんによると、墓石の代わりに草木が墓標となる「樹木葬」は、1人ずつ別に金額がかかるので、複数人を供養したいときには割高。各宗派の本山にお骨を納める「本山納骨」は、お骨の一部しか納められないことが多く、本山への距離が墓参りのハードルになることが多いのだそうです。

高橋さんは「お墓をキレイにすると気持ちがスッとするので、会いに行けて、気持ちを整理できる場所があるといい」と、さまざまな供養の仕方に興味を持った様子。

「永代供養」を選ぶ場合、区画を1つ使う「個別葬」かほかの人と一緒に入る「合葬」かも選ぶ必要がありますが、高橋さんは「全く知らない人と一緒に入るのは抵抗があるが、子どもたちが選択するなら仕方ないと思える」と語り、三木さんも「墓参りに行くのは生きている人なので、便利な方法を選べるのはいいこと」と前向きに受け止めていました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年10月3日放送より