60歳以上の人生を楽しむためのヒントの見つけ方について、考えました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、土ドラ『介護スナックベルサイユ』の主演・宮崎美子さんがスタジオに登場。「後悔しないために…人生の楽しみの見つけ方」というテーマで、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんとトークしました。

60歳以上が考える「人生をやり直せるならやりたいこと」の1位は?

まずは、60歳以上を対象にした意識調査の結果を発表。「人生をやり直せるなら何がしたい?」という質問の回答は、「貯蓄」「運動」「家族との時間」などを抑えて「学び」が1位になったといいます。

三木さんは「会社を離れてから、本当に好きなことを勉強したいと思っている人は多い。法律に興味があった友人は、司法試験を目指して勉強を始めた」と語り、千秋さんは「2017年に図書館に通って独学で民俗学を勉強した」と告白。

宮崎さんも「新しいことにはいくつになっても出会える、という気持ちでいたい」と語り、「千秋さんの話を聞いて刺激を受けた。私もまた学びたい」と笑顔を見せました。

「マッチョになったことがないから、運動をやってみたい」と冗談めかした竹山さんは、千秋さんからは「絶対無理」と一刀両断にされましたが、宮崎さんは「見てみたい!」と反応しました。

法律や語学、筆跡鑑定などを学べる自治体主催の講座も!

番組では東京・江東区で開催されている「江東区自悠(じゆう)大学」を取材。こちらでは、60歳以上を対象に、週に1回2時間✕20回の授業を500円で受講することができるといいます。

法律や英語、世界遺産や浮世絵などに加えて、健康朗読や筆跡鑑定など、幅広いテーマを扱った講座の受講者の様子に、宮崎さんが「みなさん若々しい!友だちもできそうでいいですね」と目を輝かせると、千秋さんも「(受講者の)考え方が若い!」と同意。

三木さんは「人生経験を得てからの学びは、より深いものを得られるし、喜びも違う」と語り、竹山さんも「行ってみたい」と興味を持った様子でした。

旅行をしながら仕事もできる一石二鳥のサービスも人気!

観光地の旅館などの仕事を手伝いながら、旅行気分も味わえる「おてつたび」というサービスを利用しているという女性(63歳)も登場。

これまで、有馬温泉や大歩危峡、榊原温泉などを訪れ、旅館に住み込みで働いたというその女性は、「仲居さんになるのが夢だった」「次も夫と別々の場所に『おてつたび』に行くことが決まっている」と打ち明けました。

これからのシーズンは、紅葉で混雑する旅館の手伝いや柑橘系の果物の収穫などが人気だそうで、宮崎さんは「夫婦で別の場所に行くのがすてき」と、旅から戻って夫婦で過ごす時間にも興味津々の様子。

三木さんは「働き続けたいという気持ちにも寄り添ってくれるし、貯蓄を崩さずに旅行できるのは一石二鳥」と、サービスの利点を解説しました。

「死ぬまでにやりたいこと」を可視化するのは効果的でも、「やらなきゃいけない」と思い詰めないのが◎

やりたいことが見つからない場合は、「死ぬまでにやりたいこと」を書き出す「バケットリスト」を作るのがオススメだといいます。

三木さんは「書くことで自分の可能性がまだまだあると気づくことができるし、それが喜びにつながる」と、その効果を分析。

リスト作りのヒントが紹介されると、宮崎さんは「腹筋を6つに割ってみたい!今できるかはわからないけど、書くだけで意識できるかも…」と前向き発言。これに竹山さんは「やらなきゃいけない、と思うと苦しくなるから」とまずは軽い気持ちで挑戦してみては、とアドバイスしました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年10月10日放送より