愛実の新居を町田百々子(田中みな実)が訪れる。引っ越し祝いを渡し、愛実に厳しくも優しく言葉をかける百々子。そこへやってきたカヲルに「泣かせたらぶっ殺す」と囁き、百々子は部屋を立ち去った。
愛実は、学校を辞めることになったとカヲルに打ち明ける。嘘をついて上手に生きるべきだと言うカヲルと、隠れて付き合いたくないと言う愛実。
2人が言い合っていると、ブレーカーが落ちて部屋は真っ暗に。ブレーカーに手を伸ばすが届かない愛実を抱き上げるカヲル。電気が点いたと同時に、2人は床に倒れこんだ。
愛実(木村文乃)の部屋へやって来た誠治(酒向芳)はカヲル(ラウール)を恫喝
「そばにいたい。それだけなんです」とつぶやく愛実にうまく答えられず、カヲルは「本、読んでよ」とお願い。本ではなく物産展のチラシを見つけ、愛実に渡す。
抑揚をつけてそれを読み上げる愛実。カヲルも愛実に促され、ゆっくりとチラシを読む。以前より上達しているカヲルを、愛実は心から褒めた。

カヲルはチラシの裏に「オレも、そばにいたい」と書く。愛実がそれに返事を書き、筆談で会話する2人。乾杯し、キスしようとした瞬間、インターフォンの音が。愛実がモニターを見ると、そこには誠治が立っていた…。
誠治は部屋に上がり込むとカヲルを恫喝し、ホストという仕事をこき下ろす。カヲルは愛実を庇うように誠治の前に立ちはだかるが、誠治に突き飛ばされた。
怒りが湧き、拳を握りしめるが、気持ちをなんとか押し留めるカヲル。そのカヲルを睨みつけると、誠治は学校へ行き昼の仕事を見つけるよう言いつけ、部屋から立ち去る。
涙を流す愛実に、カヲルは「やってやるよ」と決意を示すのだった…。
