誰もいない教室で、愛実は生徒たちとの日々を思い返していた。それぞれの生徒とのやり取りを切なくも懐かしく思い出す愛実。

そこへ佐倉栄太(味方良介)がやってくる。愛実は突然の退職を謝罪し、生徒一人ひとりについて丁寧にまとめたファイルを手渡した。

一方、カヲルはつばさ(荒井啓志)を呼び出していた。

今は大学で就職活動しているというつばさに、カヲルは愛実とのことを相談。ホストの時はいくらでも「愛してる」と言えたが、素の自分は濁っている気がして何も言えない、と。そんなカヲルにつばさは、悩んでいるということは本気なんだと励ました。

愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)の交際を知り泣き出す誠治(酒向芳)

母・早苗(筒井真理子)との電話で、愛実はカヲルと交際すること、学校を退職することを報告。早苗は驚き懸念を口にするが、強い決意を口にする愛実。その会話を誠治が聞いていた…。

誠治は愛実の部屋に入り、アルバムの中の幼少期の愛実を見て懐かしむと「なんでみんな俺をバカにして踏みつけていくんだ」と泣き出してしまう。

さらにクローゼットの中にカヲルの帽子を見つけた誠治は、早苗の制止を振り切り帽子を何度も踏みつけて…。

ホスト寮の部屋で履歴書を書いていたカヲルの元に、母・香坂奈央(りょう)がやってくる。懲りもせず金を無心しようとする奈央に呆れるカヲルだが、意を決して、自分の父親は誰なのかと尋ねた。

言葉を濁す奈央。そんな奈央へもう二度と会わないと宣言するカヲル。奈央は激怒し、部屋から出て行った。