「カワウソがカッパになる伝説を調べにかっぱ橋に調査に行きたい!?」突拍子もない提案でも子どもの意思を尊重して

番組では、小森さんが小1のときにまとめた「ニホンカワウソ」についての自由研究も紹介。カワウソカフェでコツメカワウソを観察した結果をまとめたり、江戸時代にカワウソが棲んでいたという隅田川を訪れたり、カッパのモデルがカワウソかもしれないという説を聞き、カッパに関係のある浅草・かっぱ橋で聞き込み調査をしたりと、その内容は多岐に渡っています。

研究の進め方について路子さんは、「娘が案を出して、学校のルールなどから外れているもの以外は、娘の方向性を尊重して実行する」と寄り添い方を解説。

小5で「ヤマイヌ」の研究をした際には、明治時代の文献を資料館でコピーしたもののくずし字が読めず、路子さんがくずし字の辞典を買って小森さんと一緒に読み解いていったといいます。

「1文字ずつ、手伝ってもらいながら読んでいった」と小森さんが当時を振り返ると、秋川さんは「子どもが困っていたら助けてあげたいと思うけれど、さすがにくずし字は諦めてしまう」と驚きの表情を浮かべ、竹山さんも「金使ってどうにかしようと思っちゃうよね」とお手上げの様子でした。

学術論文執筆と中学受験が重なって苦悩も…「無駄な時間はない!」

常に小森さんの研究に寄り添ってきた路子さんですが、小6で執筆を始めた学術論文と中学受験が重なったときには、さすがに悩んだといいます。

日菜子さんが執筆した論文

「私は中学受験に集中してほしかったけれど、夫から『今は個人の強みを活かして生きる時代だから』と言われて応援することにした。今は両方やって良かったと思う」と語った路子さん。

秋川さんは「探究心があるから勉強もできるんだろうけど、受験が気になる親の気持ちはわかる」と路子さんに寄り添い、小森さんは「いつも協力してくれて本当にありがたいな、と」と感謝の思いを伝えました。

最後に路子さんは「子どもがせっかくくれた機会だと思って、なんでも楽しむ」と、自由研究に挑む子どもを見守る際の心持ちを伝授。

「絶滅動物なんて興味もなかったけれど、面白いなと思うようになったし、小さい頃からやっていたことが今につながったので、無駄なことはなかったと思う」と路子さんが語ると、小森さんは「論文を読んだ方が情報を送ってくれたりするので、7体目のニホンオオカミの剥製を見つけたい」と今後の目標を語りました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年7月18日放送より