周囲の人を傷つけても、お互いへの思いを止められない葵と澄晴。そんななか、心療内科を受診した葵は、澄晴といるときに香りが戻るのは、最も幸せな記憶と結びついているのではないかと指摘される。
葵にとって最も幸せな記憶とは、13年前に新ブランドの開発を夢見て駅のコンコースを歩いていた瞬間。ピオニーの花束を抱えていたあの日に澄晴と出会っていた可能性はあるのか、葵は自分の記憶をたどる。
そんななか澄晴は、佐川優子(坂井真紀)から自宅に飾った絵を外してほしいと頼まれて彼女の家へ。するとそこに、優子から食事に誘われた葵がやってきた。
葵と澄晴の様子を鋭い目で観察し、2人がお互いをどう思っているのか問いかける優子。自分たちを追い詰めるような優子の言動に耐えかねて席を立った澄晴に、優子は澄晴の「好きな人」が葵なのではないかと追い打ちをかける。
そして、澄晴をどうしても諦められないと葵に告げた優子は、2人の恋を止めようと決意。そんな優子から、澄晴と葵の件で連絡を受けた奥田は逡巡する。
澄晴(寺西拓人)への自分の思いに気づく葵(内田有紀)…澄晴は自分の罪を償う決意を固める
そんななか、仕事中に以前まで働いていたギャラリーの近くを通りかかった澄晴は、龍太が恐喝まがいの手を使って客に契約させようとしている現場を目撃。
強引なやり方を巡って澄晴と龍太は口論になるが、龍太は新谷寛也(淵上泰史)からノルマの未達分を自腹で補填するよう強いられて追い詰められていた。
それでも人を脅すようなやり方は違うと、龍太を責める澄晴。しかし新谷から、恋愛感情を利用して人を騙していたことの罪深さを指摘され、自分のような偽善者が葵を好きでいる資格はないと落ち込んでしまう。
同じ頃、莉奈は好きな人に振られたと葵に相談。自分の恋心を認めるのが怖かったという莉奈の言葉を受け、葵は自分の中に生まれていた澄晴への思いに確信を持つ。
その夜、澄晴が葵の家にやってきた。自分の全財産を葵に手渡し、残りは振り込むと言いおいて去っていく澄晴。葵は彼に何かあったことを察し、澄晴と連絡を取ろうとするが…。
その足で警察に向かった澄晴は、自分が職場でやってきたことを洗いざらい告白。しかし証拠が少なく、逮捕することはできないと言われてしまう。
一方、スナックで奥田を待っていた優子のもとには、莉奈を思うあまり彼女と口論になってしまったことを後悔する龍太が訪れていた。
澄晴を探して駅のコンコースにやってきた葵は、澄晴を発見。澄晴はピオニーの絵を自分が描いたことを打ち明け、葵をどうしようもなく好きだと告白する。
そして澄晴が葵に手を差し伸べた瞬間、葵は13年前に高校時代の澄晴(嶋﨑斗亜)と絵の前で出会っていたことを思い出した… 。

