雄太たちが考えをめぐらせていると、そこに鶴見巡査が現れる。

彼が言うには、望月と、のちに彼と結婚して妻になった範子は、すでに亡くなっていたが、息子に会いに行き、範子が残した大量の日記帳を譲り受けたという。日記には、雄太たちが知らない当時のことが記されていた。

華やかでトレンディ・ドラマのような望月と範子の日常だが、日を追うごとに不穏な空気が漂い始める。

望月(三浦獠太)はマチルダ(木竜麻生)に脅されていた…?

そこには、12月9日に火事があったこと、22日に望月が金銭で脅しをかけられ“あの女”に殺されると言っていたこと、24日に範子は理由もわからず望月と映研の部室へ出向き、ユンたちに差し入れをしたことなどが記されていた。

そして望月は、25日に不在で、26日には「テープを探せ」と電話をしながら怒鳴っていた…。31日には「すべてが終わった」と残されている。

年が明け、1月5日にユンたちはマチルダの行方を探してチラシを配り、その後、望月と範子は丹辺を去っていた。

そして、紀介にある記憶がよみがえる。

商店街にはクリスマスの雰囲気が漂うが、人通りは少ない。キンポーは、ポータブルオーディオで山下達郎の『クリスマス・イブ』を流すが、テープが壊れて音が止まる。

すると、マチルダの前に望月と暴力団の構成員らしき2人の男が現れ、行く手を阻む。彼らは土下座して大金が入った封筒を渡すが、マチルダはそれを押し返し、足早に立ち去った。

マチルダに向かって、「どこまで強欲なんだ」と叫ぶ望月。キンポーは恐怖でその場を走り去る…。

紀介がトレンディ・ドラマのように記憶していた1988年のクリスマスの出来事。現実は違ったのだ。

そこに美紀子から雄太に電話が入る。大学時代に悪いアルバイトをしていたのは自分であり、マチルダは、結婚が決まっていた自分をかばって身代わりになってくれたという。それを聞いた雄太たちは、マチルダが「金のために望月を脅していた」という話に違和感を覚える。

再び日記帳に目を落とし、望月が差し入れにきた日にビデオテープの山を触っていたことや、その後の彼の指摘で「No.12」の紛失に気づいたことを思い出す3人。紀介はマチルダのアパートに空き巣が入ったのも同時期で、空き巣は望月の仕業だったと推測する。

望月は「No.12」のビデオテープを探していたのだ。

3人は「No.12」に、事件の決定的な証拠があるはずだと確信する。マチルダは金のために脅していたのではなく、ビデオテープをネタに脅されていた。その理由はわからない。

「No.12」に収めた決闘シーンは、黒江の婆さん(前田美波里)の家で撮影。だが、家はたばこの不始末で12月9日に火事になり、黒江の婆さんはこの火事で亡くなっている。

この火事の日、ユンたちは望月にもらったチケットで、マイケル・ジャクソンのコンサートに行っていた。

ビデオテープの秘密を知っている人たちは、もう生きていない。…と思ったのもつかの間、3人には心当たりのある人物がいた。黒江の婆さんの孫であり、映画研究部の幽霊部員・黒江恵子(瑞島穂華)だ。

実は、コンサートには、3人にマチルダと恵子が同行。コンサート後、地元の駅に戻った5人は、遠くで立ち上る煙を発見。それが自宅付近だと予感した恵子は駆け出していく。

その光景を思い出しながら、「4人目のラムネモンキー」に思いをめぐらせる3人だった。

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