そんな会話をふまえて、12月に上演されるミュージカルで福田作品に初めて参加する矢吹さんに指原さんが心境を聞くと、「(セリフを)面白く言おうと思っていたから危なかった」と苦笑いを浮かべました。
福田雄一 妻の猛プッシュでムロツヨシと運命的な出会い
錚々たる俳優陣とタッグを組み、ヒットを飛ばしてきた福田監督ですが、その陰には妻の助言と先見の明が大きく関係しているのだとか。
「原作ものをやるときは、奥さんにLINEで原作のイラストと役者の写真を送って『この人になりそうですけどいいですか?』と尋ねている」と紹介。
妻の見立てで一番の成果となったのがムロツヨシさんの存在で、ドラマ『33分探偵』(2008年/フジテレビ)にムロさんが誘拐犯、そして、子役をしていた福田監督の息子が誘拐される少年役で出演。
撮影現場に付き添っていった妻から「今日、素晴らしい役者さんに会ったから、明日、会いに行け。今後の監督人生を左右するかもしれないから絶対に会わないとダメだ」と猛プッシュを受けたそう。
以来、初監督作の『大洗にも星はふるなり』(2009年)から全作品に出演してもらっていると、ムロさんとの縁を説明。
ムロさんの存在にいち早く目をつけた妻の目利きと経歴に皆が興味をしめすと、「(妻が)大学生のときに結婚したので社会人経験がない」と明かし、女性陣を驚かせました。
『斉木楠雄のΨ難』(2017年)など3作品でタッグを組んだ山﨑賢人さんとは、「(山﨑さんが)お前と仕事をしたいと発言している。今、舞台をやっているから観にいけ」と妻から命じられ、劇場の楽屋で対面。
そこで山﨑さんから「僕、(斉木楠雄がかけている)緑色のメガネが似合うと思います」と出演の意思があることを告げられ、「やってくれるんだ」と感激したのだとか。
『銀魂』(2017年)制作時は、妻から「沖田総悟役は吉沢亮でお願いします」とLINEが届き、当時の吉沢さんが現在ほどメジャーではなかったことや、沖田が原作で人気の高いキャラクターであることからもっと名前のある俳優に演じてもらいたいという思いをもっていたと回想。
しかし、妻の意見は頑(かたく)なで、原作のイラストと吉沢さんの写真をコラージュしたものを「これでどや!」と送り付けてきたと裏話を披露。
「もし、奥さんと意見が違ったら?」の声には「違うことはない。絶対に従います」と、妻の判断にこれまで一度も間違いがなかったと紹介しました。
また、『銀魂2』(2018年)について福田監督自身はよくできたと自信をもっていたものの、鑑賞した妻から「おい!観たぞ!全然ダメ。ダメなポイントを全部言うから」と夜通し説教をされ、気がついたら朝になっていたと告白。
台本の書き直しを命じられることもあり、「こんなつまんねぇ台本、書いてんじゃねーよ!」とマンション10階の窓から投げ捨てられ、慌てて拾いにいったという仰天エピソードを報告しました。
また、映画同様に力を入れている舞台作品について、稽古序盤はノリノリでやっているけど、終盤になると「ギャグがウケなかったらどうしよう」など落ち込んでしまい、「初日を迎えるときには吐き気で目が覚める」と説明。
無事に幕が開いたとしても「今日はウケたけど、明日はスベるかもという恐怖感に苛(さいな)まれる」そうで、「ゲネ(本番同様に行う最終リハーサル)を観に来た妻が、演出席の隣の隣にいるから反応が気になって正面が観られない」と複雑な心情をもらしました。
とはいうものの、プレッシャーに押しつぶされそうになった場合に相談するのは、役者やスタッフではなく妻。妻からの的確なアドバイスに助けられていると夫婦愛をのぞかせました。
次週11月27日(木)は北川景子さんが登場し、子育てにまつわるトークを展開します。
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