ナインティナインの岡村隆史さんと矢部浩之さんが、7年ぶりに復活した「オファーシリーズ」の舞台裏と、『めちゃイケ』への思いを語りました。
『めちゃ×2イケてるッ!』の終了から7年、数々の伝説を残してきた大人気企画「岡村隆史のオファーが来ました」(通称:オファーシリーズ)の最新作『めちゃ×2メチャってるッ!』がFODで配信され、大きな話題となっています。
総尺・約7時間にも及ぶ本作は、足かけ3年、484日に及ぶ壮大なドキュメンタリー作品。岡村さんが往年のキレを取り戻すべくパルクールに挑戦する第1部から、2025年2月2日に東京ドームで行われた『LAPOSTA 2025』の舞台に立ち、5万人の観客を沸かせる姿に密着する第2部で構成されています。
めざましmediaでは、岡村さんと矢部さんに、オファーシリーズ復活への思いと舞台裏、そして最近ハマっていることなどをたっぷり聞きました。
「遠くから見たら『JO1にいるよね』ぐらいには仕上げてもらった」(岡村隆史)
――まずは、総監督の片岡飛鳥さんからオファーシリーズ復活を聞いた時の感想を教えてください。
矢部:お会いした時の感想は、ちょっと老けはったなって(笑)。その前にメッセージのやり取りはあったので、「動き出すぞ」ということなんだろうなと理解しました。飛鳥さんは照れていたのか、なかなか本題に入らずに近況とか無駄話を1時間ぐらいして、ほろ酔いになってきたところで本題に入るみたいな。
岡村:僕も同じ感じで。何をやるのかは分からないけれど、「また大変なことが始まんねんな」という感じがしました。「やれ」と言われたら「やります」しかないので。
――これまでのオファーシリーズとの違いはありましたか?
矢部:前回から7年経っているので、「自分は前と同じようにできるのかな?」というのはありましたが、始まってみたら「懐かしいな」という感じでした。始まる前にはいろいろ考えましたが、飛鳥さんからは「今の矢部でいいよ」と言ってもらっていました。
岡村:僕の気持ちも周りも、何もかもが変わっていなかったです。変わっていたのは僕の体だけです。初日にアキレス腱を切る僕も僕ですけど、飛鳥さんもやる気満々だったので、僕だけの責任じゃないんじゃないかなとは思ってます。
オファーシリーズは初日にガ―ッと体が動けなくなるぐらい追い詰めるんです。飛鳥さんも「岡村はやれるだろう」って思ってたんでしょうが、そうはいかなかったですね。僕からお願いすることはあまりありませんでしたが、今は家族がいるため家で自主練ができないから、稽古場の確保だけはお願いしました。
――7年ぶりのブランクは感じましたか?
矢部:岡村さんの体型もちょっと変わってるから、「重いやろうな」とは思いました。だからこそ、「やれんのか?」と、みなさんに楽しんで見てもらえるポイントになっているのかなとは思います。
岡村:今までやってこれましたし、自信はちょっとだけあったんですが、初日にアキレス腱を切って、そこからずっとリハビリして、ダンスの練習をして、本番の舞台に立ってという、一番最悪な状態から始まっています。この状態から、JO1と並んで遜色(そんしょく)ないところまで持っていくというのは、最初から自分の中で決めていたことなので。
55歳で若いみなさんに混じって、顔を白く塗って金髪のカツラをかぶって、韓国風のメイクをして。遠くから見たら「JO1にいるよね」ぐらいには仕上げてもらったので、僕的にはすごく気に入ってますし、そこまで持っていけたなと自信をもっています。
矢部:でも、並ぶとやっぱり小さいんですよ。
岡村:みんなめっちゃ厚底の靴履いて踊るんですよ!僕も履かせてもらいましたが、これで踊るのは無理だなと諦めました。
