ナレーション収録を終えた多部さんにインタビュー。磯野さんをはじめ、石黒さんの就活を導いてくれる人たちや、「やりたいことさえあれば、始めるのに年齢なんて関係ない」と話す多部さん自身が、今後やりたいことについて聞きました。
多部未華子「石黒さんは意思の貫き方がユニーク」
――石黒さんが所属するサークルの“大先輩”磯野さん と出会ったことで、石黒さんは自身に向き合っていきます。
磯野さんは素晴らしい方だと思います。磯野さんが肯定し、導くことによって、石黒さんは自分の力を出せるようになっていきます。石黒さんはそんな方と出会えて良かったですし、救ってくれる人はいるものなんだなと思いました。磯野さんに就活の相談をする人が増えそうですね(笑)。
――地方の企業が集まる説明会で、石黒さんに興味を持つ社長が現れます。
石黒さんは意思の貫き方がユニークだと思うので、そこを面白いと思って、手を差し伸べてくれる人がいて良かったなと思いました。目の前の人に面白いと思ってもらえるかどうか、ですよね。
――この先、実際に入社してどうなっていくか気になります。
就活の自己PRでも「継続力がある」と言っていましたし、実際あると思いますから、もう継続するしかないと思います!
――石黒さんが自身の年齢を気にしている場面がありました。多部さんは30代後半となり、自分の可能性に変化は感じますか?
あまり感じないですね。やりたいことさえあれば、始めるのに年齢なんて関係ない、と思うタイプなので。それこそ俳優も、30代後半で売れる人もいれば、スパッと辞める人もいて、人それぞれ。ただ就活となると、私は経験したことがないですが、年齢によって大きく左右されるのだろうなと、石黒さんを見ていて感じます。
むしろ、やりたいことがない人生のほうが、しんどいだろうなと思います。趣味でも何でも、邁進(まいしん)できる何かがあると良いですよね。
――多部さんが40代、50代になってから始めたいことはありますか?
やりたいことはたくさんあります。思い立ったら即行動するタイプなので、ちょっとずつネットワークを広げたりしていますが、まだまだ、ふわぁっと考えている段階です(笑)。
10代からずっと自分のやりたいことをやってきて、30代後半になってようやく、誰かの役に立ちたいな、人のために何かできることはないかな、という思いが湧いてきたんです。
――具体的に、どのようなことですか?
まだ、ふわぁっとしてまして(笑)。でも、私1人の力ではできないので“大先輩”の磯野さんのように導いてくれる人や、協力して一緒に走ってくれる人が必要です。石黒さんが磯野さんに出会ったように、私もそういう人に出会えるのか…。
それこそ継続力も大事だと思います。自分の思いが続かないと、中途半端になってしまうので。そんなことをいろいろ考えながら、日々の生活に追われて何もできていないですけどね(苦笑)。
――これからの活動が楽しみです。
いえいえ(照笑)。でも今、声を大にして「私はこういうことをしたいです!」と言う覚悟があるかと言われると…やるべきことで手いっぱいで。
それでも声を上げれば、磯野さんのように「こうまとめたらアピールできるんじゃない?」など助言して支えてくれる人と、どこかで出会えるはずだと思っています。とにかく、やりたいことがたくさんあるので、それに挑戦できる“第二の人生”になったらいいなと思っています。
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