多部未華子さんが、『ザ・ノンフィクション「12浪の早大生 38歳の就活~僕に内定をください~後編」』(11月16日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
12浪の早大生が39歳で挑む就活。書類選考が落選続きのなか、島根県の企業と出会い、夜行バスで向かうと…待っていたのは東京とは正反対の評価。男性の苦悩の日々を追います。
ナレーション収録後、多部さんにインタビュー。男性の就活を導いてくれる人たちや、多部さん自身が今後やりたいことについて聞きました。
一向にうまくいかない就活だったが…思いがけない出会いが
内定が取れない…自己PRが書けない…39歳になってしまった「新卒」の就職活動の結末は…。
12年の浪人生活の末、30歳で早稲田大学に合格した石黒さんは、長い学生生活を続けるうちに39歳になっていました。就職活動は年齢の壁にも阻(はば)まれ、一向に進む気配がありません。書類選考は落選の連続。面接にさえ進めない日々が続きます。
そんな石黒さんに手を差し伸べたのが、大学のサークルOBで、女子大でキャリアセンター長を務める“大先輩”磯野さんでした。仕事の合間を縫って始まった個別指導。
ところが、最初に直面したのは「エントリーシートが書けない」という現実。12浪という過去、そして長過ぎた学生生活。失敗の連続だった自分に何を語れるのか…自分を肯定できず、どう自己PRすればいいのか言葉がまったく出てきません。
訪れたハローワークでは「普通の学生と同じルートで行くのは難しい」と告げられ…。
そんな中、思いがけない出会いが訪れます。東京で開かれた地方企業との交流イベントで、島根県の企業担当者から「一度、遊びにおいでよ」と声を掛けられたのです。その一言に、石黒さんの心は動き、夜行バスで島根へと向かうのですが…。
果たして、石黒さんは内定を手にすることができるのか。見守り続けてくれた母の思いに報(むく)いることはできるのか。39歳の新卒が行き着いた答えとは…。
