2025年10月、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』が、放送開始から30年という大きな節目を迎えます。

それを記念し、YouTube「フジテレビドキュメンタリー」およびFODで、放送後に大きな反響を呼んだ話題作をえりすぐり「30周年記念特別限定配信」を実施中。

第1弾として配信された「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」は、317万回再生。第2弾となる「しっくりくる生きかた」は、配信開始から3週間で400万回再生と大きな反響を呼んでいます。

TVerドキュメンタリー・歴代最高再生回番組をフル配信!

第3弾は、2024年6月に放送された「私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~」。

「私だって生きられるなら死にたくない」。そんな思いを抱えながら命の決断をした母がいます。家族4人でゲームを楽しみ、笑い、語り合う…夫と2人の娘と暮らすマユミさん(44)と家族は、この楽しそうな姿からは想像できないほどの苦悩と向き合ってきました。

3年前、マユミさんに見つかった子宮頸がん。抗がん剤治療などを尽くしてきたものの、がんは再発を繰り返し、全身に広がっていきました。そして脳への転移。耐えがたい苦痛の中で、彼女はある選択肢を考え始めます。

スイスでの「安楽死」。日本では認められていない選択です。悩み抜いた末に、マユミさんはスイスへの渡航を決断します。母の決断に対し、病と闘う姿を見てきた高校3年生の長女(18)は理解を示すものの、小学6年生の次女(12)にとっては、すぐに理解できるものではありません。

そして、人生を連れ添ってきた夫のマコトさん(48)は、当初は戸惑いながらも、その決断を受け入れました。

最愛の妻の最後の願いに応えようと、ともにスイスへ渡航し最期の瞬間に付き添う夫。その日を前に、スイス観光を楽しむ2人。子育てと仕事に追われ、夫婦だけの旅など考えもしなかったのに、それが実現したのは、まさか妻が人生を終えるときだなんて…。

そして迎えた人生最期の日。ベッドの横には夫、そして携帯電話の画面には、テレビ電話でつないだ娘たちの顔…生きることと死ぬこと。自ら人生の幕引きを決めた母の決断と、戸惑いながらもその決断を受け入れ向き合った家族を記録した作品です。

TVerの見逃し配信では「報道・ドキュメンタリー」部門で、歴代最高となる73万回再生(8日間)<※最終的には、84万回再生を記録>。国の内外で高い評価を獲得し、国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」では金賞を受賞しました。

さらに、今年11月2日には「私のママが決めたこと」のその後を『ザ・ノンフィクション』で放送予定。2025年夏、夫のマコトさんと2人の娘が訪れたのは、2年前に最愛の母マユミさんが最期を迎えたスイス。亡き母の最期の地を訪ねながら、娘たちが新たに見つけたものとは――。