中島美嘉さんが、『ザ・ノンフィクション「ギャンブルをやめたくて〜また 家族と暮らしたい〜後編」』 (9月21日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

ギャンブル依存症により、もう2年近く妻子に会っていない男性。また一緒に暮らしたいと、依存症を克服する闘いを続け、プログラムを終えて家族面談が許されますが…自身と向き合い、人生を立て直そうとする人々の物語です。

ナレーション収録後、中島さんにインタビュー。後編で印象に残った登場人物や、中島さん自身の負の感情との向き合い方、音楽に込めた思い、プライベートの過ごし方などについて聞きました。

【前編】中島美嘉「気づいていないだけで、身近に同じような人がいるかも」ギャンブル依存の克服を目指す人々に思いを寄せる

ギャンブル依存症の克服を目指して…妻と2年ぶりの再会

ギャンブル依存を断ち切り、再び家族と暮らす日を願う人々。一度は失ってしまった絆を取り戻すことはできるのでしょうか…。

ギャンブル依存症からの回復と社会復帰を目指す「東京グレイス・ロード」。ギャンブル禁止・飲酒禁止・スマホ禁止などの厳格なルールの下、人生を立て直そうとする人々が共同生活を送り、依存症と向き合っています。

施設の寮長を務めるアキさん(仮名・25)は、13ヵ月にわたり依存症の自分と闘ってきました。目標は「ギャンブルを断ち切り、実家に帰ること」。

しかし、家族が待っているはずの実家が売りに出されたと知り、心が揺らぎます。よりどころを失ったアキさんは、置き手紙を残し施設から姿を消してしまいました。このまま再起への道を諦めてしまうのでしょうか…。

一方、ケンタさん(仮名・32)は妻子に見捨てられたのではないかという不安を抱えながら、日々を重ねていました。かつては昼休みに妻の弁当を食べる時間さえ惜しみ、ギャンブルにのめり込んでいたケンタさん。そんな自分を変えるため、自らの過去と向き合って約1年。

修了証書を見せるケンタさん

「ステップ」と呼ばれる課題では、0歳から現在までの記憶を180ページにわたり書き出しました。依存症を抱えていた母、父の暴力、自らの過ち…過去を振り返り、初めて心の底と向き合う作業は苦しいですが、施設の仲間の存在が彼を支えていました。

そして、待望の「家族面談」の日。

家族面談のケンタさんと妻

この日を目標に頑張ってきたケンタさんですが、不安は尽きません。妻とは2年ぶりの再会。果たして本当に来てくれるのか?自分は、再び、家族と暮らすことができるのか…。