宮﨑あおいさんが、2000年から続くシリーズの続編『ザ・ノンフィクション「われら百姓家族 2025」』の物語を読みます(10月12日14時~/フジテレビ※関東ローカル)。
『ザ・ノンフィクション』放送30周年を記念し、名作・話題作として記憶に刻まれた番組と、“その後の物語”を特別企画として5週連続で放送。
その第2弾が、2000年7月から放送された「われら百姓家族」シリーズです。兵庫県の山村で自給自足の生活を続けてきた父と6人の子どもたちの姿を、1998年から取材を続ける、番組史上最長の20年にわたる物語です。
ナレーション収録後、歴代最多の“語り”を務め、特別企画のナビゲーターも担う宮﨑さんにインタビュー。映像を見ての感想や、これまでの放送で特に印象に残っているもの、今後見たい内容について聞きました。
自給自足を目指す厳しい父が病に倒れ…あの山を離れた子どもたちは今
兵庫県の山村で暮らす大森昌也さんと6人の子どもたち。長男・ケンタさん、次男・げんさん、三男・ユキトさん、長女・ちえさん、双子のれいさんとあいさん。
一家は都会を離れて山奥に移住。畑を耕し、米を育て、川の水で水力発電を起こしています。豚や鶏も自ら育て、時に子どもたちがその命に手をかけることも。

すべては生きるため…農作業や家事で学校に行けない日も多く、「勉強より労働」という父の信念に反発しながらも、命の重みと働く意味を体で学んでいきます。
父への反発や都会への憧れ…やがて、子どもたちはそれぞれの人生を選び始めます。寡黙な長男・ケンタさんは恋に落ち結婚。畑好きの次男・げんさんは山に残り家庭を築きます。
都会に憧れた三男・ユキトさんは役者を目指し上京。双子の姉妹は学歴の壁や都会の冷たさに涙しながらも、夢に向かって歩み出す。

父・昌也さんが病に倒れ、再び子どもたちが父の元に集まります。20年前に別れた妻も見舞いに現れ…。
家族とは、教育とは、生きるとは何なのか。時を経て、あの山を離れた子どもたちは今、どんな人生を歩んでいるのか。大森家の「その後」を追いました。