<登場人物紹介①>
神代大輝 (21/くましろ・ダイキ)… 杢代和人

大学生3年生で「介護スナックベルサイユ」を訪れる客の送迎を担当するドライバー。
FXに手をだし、巨額の損失を抱えてしまい、危険なアルバイト、いわゆる闇バイトに手を出してしまう。
凶悪な組織犯罪グループに追いかけられるなか、身を潜めるように福祉タクシーのアルバイトを始め、それがきっかけで「介護スナックベルサイユ」に転がりこむ。
送迎の車の中ではぐったりしている高齢者が、店に入った途端、生気を取り戻していく様子を見て、不思議に思っている。
<杢代和人 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
夢のようなスナックだなと。僕は21歳ですが、こういう場所があったら本当に楽しいだろうなと思いました。出演が決まったときは、とてもうれしかったです。僕が出演することで、同世代の方々にこの作品を届けられるように頑張りたいなと思いました。
――神代大輝は、どんな役どころですか?
ごく普通の大学生ですが、お金のトラブルを抱えてしまい、普段しないようなアルバイトに手を出してしまいます。台本を読んだときは僕もびっくりしたのですが、知らず知らずのうちに巻き込まれてしまい、気づいたら大ごとになっていたというのは、実際にあり得ることだなと思って。いまどきの若者像もリアルにお伝えしたいと思っています。
――宮崎さんと初共演となります。
宮崎さんは、僕が小さいころからテレビで拝見していた方なので、まさか共演させていただけるとは思ってもみませんでした。今回は、宮崎さんとご一緒のシーンも多いので、いろいろ学ばせていただき、しっかり吸収して自分の演技に反映したいと思っています。
――「介護スナックベルサイユ」に客として訪れるとしたら、どんな願いを叶えたいですか?
もう会えない人と会いたいと思います。僕は、中学生のころから芸能活動を始めたのですが、忙しくなって毎年帰省できなくなった矢先に、祖母が亡くなって…。もし会えるなら、もう一回祖母に会って、大きくなったよということを伝えたいと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「介護スナックベルサイユ」は、心温まる場所だと思っています。人生の最期に誰に会いたいか、そしてその人とどんな会話を交わすのかという物語は、僕の同世代をはじめ、年齢に関係なく感じるものがあると思います。このドラマを通して、人生を振り返ることの大切さや、人と人とのつながりを大事にしながら日々をしっかり生きていくことの大切さを伝えていきたいと思っています。