食堂に入り、2人はお互いの親の話をする。「お金も地位もなくていいから、優しいお父さんだったらよかったのに」と言う愛実に悪態をつくカヲル。

愛実はそんなカヲルと真剣に向き合おうとするが、カヲルはそれに応じず、2人の間には気まずい空気が流れてしまった。

食事を終え、カヲルはパチンコ店へ。仕方なくついていく愛実だが、パチンコをしたことがなくどうすればいいのかわからない。見かねたカヲルは愛実の手に自分の手を重ね、ゆっくりとハンドルを回す。

パチンコを楽しむ愛実に聞こえない声量で「好きだよ」とカヲルは本音をこぼしていく。

「先生と俺は今日で句点?」カヲル(ラウール)の言葉に愛実(木村文乃)は…

パチンコ店をあとにし、お互いに隠れて相手を驚かせようとする2人。カヲルが突然走り出し、見失ってしまった愛実は慌ててカヲルを探す。路地の陰に隠れていたカヲルは、愛実を後ろから抱き締め、驚かせた。

食堂に日傘を忘れたことに気付いたカヲルは、その代わりにと近くの帽子店へ。2人は冗談を言いながら帽子を選ぶ。

購入した帽子を被り、海岸にたどり着くと、愛実は最後に作文を書かないかと提案。カヲルは近くにあった棒を拾い、砂浜に「先生げんきでな」と書く。読点(、)と句点(。)を使うと読みやすくなる、読点は文章が続くときに、句点は文を終わらせるときに使うと説明する愛実。

「先生と俺は今日で句点?」と尋ねるカヲルに、愛実は切なく頷いた。

カヲルは、自分は汚れているから先生とはキスしないと話す。「汚れている」という言葉を否定する愛実に、カヲルは踊りながらこれまで女性たちに言ってきた口説き文句を口に。それを見て、なぜか涙が止まらなくなる愛実。

カヲルは「俺と逃げちゃう?」とつぶやき、2人はどこかで一緒に暮らす生活を想像する。「最悪な逃避行ね」と笑う愛実に、「最悪が楽しいんだよ、きっと」と微笑むカヲル。

そんなカヲルに、愛実は自分からキスしようとする。カヲルは一度制したものの、優しくキスを交わして…。