すっかり夜になり、2人は駅へ。お互いにかぶっている帽子を交換すると、カヲルは「せーの」で同時に別れようと提案。それに愛実も頷く。
カヲルの掛け声で、愛実は改札を通りホームへの階段を早足で上っていく。その背中をじっと見つめ、感極まるカヲル。愛実は階段の途中で改札を振り返るが、そこにはもうカヲルの姿はなかった…。
現実に引き戻される愛実（木村文乃） 一方、カヲル（ラウール）は…
ホームで電車を待つ愛実が携帯の電源を入れると、早苗や同僚・佐倉栄太（味方良介）らから大量の通知が。一気に現実に引き戻される愛実。
校門で愛実とカヲルが会っているところをクラスの生徒・沢口夏希（早坂美海）が目撃しており、保護者から説明を求められているという。愛実はすぐに電話をかけた。
その頃、駅の近くの歩道橋にいたカヲルに、川原洋二（中島歩）が声をかける。
川原は自分が愛実の婚約者だと宣言し、カヲルが愛実をもてあそんでいると決めつけて非難。徐々に険悪なムードになり、カヲルはわざと露悪的に川原を挑発。頭に血が上った川原は、階段前でカヲルを殴り倒してしまう。
勢い良く階段から転げ落ちていくカヲル。
夜の海辺で、カヲルが砂浜に書いた文字を波がかき消していた…。
