その頃、明菜はスイートルームでルームサービスを頼み、ワイングラスを持ったままベッドへとカヲルを誘う。じっと見つめる明菜に対し、つい目を逸らしてしまうカヲル。
手を出してこないカヲルに明菜は激昂し、グラスのワインを浴びせた。
そして「あなたに輝かしい未来は用意されていない」「若さで稼げるうちに稼ぐことね」と話し、部屋を出ていく。カヲルは屈辱に打ちのめされ…。
ふと愛実（木村文乃）の言葉を思い出すカヲル（ラウール）は名前を書く練習
スイートルームに取り残されたカヲルの元に、明菜が頼んだステーキが運ばれてくる。サインを求められ、カヲルは英語の筆記体のようなものを書いてごまかした。
ふと「ちゃんと名前は書けたほうがいいです」という愛実の言葉を思い出したカヲルは、自分の名前の練習をする。
カヲルから「聞きたいことがある」と呼び出された愛実は、ホスト寮の屋上へ。
カヲルに川原のことを尋ねられ、婚約者だと答える愛実。カヲルはホストが天職だと話し、子どもの頃は電車の運転手になりたかったが、自分の名前も書けないから車の免許も取れないとつぶやく。
今から練習しようという愛実の提案に乗り、カヲルはノートに名前を書く。前回より上達している字を見た愛実はカヲルを褒め、時々こうして読み書きを教える時間を作れないかと持ちかけた。
かわりに恋愛を教えるというカヲルの言葉に、愛実は何も言えなくなり…。
