店の入口でカヲルを待ち続ける愛実に、看板ホストのつばさ(荒井啓志)が声をかける。「カヲルさんは知性に欠ける」と、暗に自分の客になるよう持ちかけるつばさ。

そこへカヲルが現れ、言い争いを始める2人。それを見て、愛実は思わず仲裁してしまう。

今すぐ念書を書いてほしいと迫る愛実を、自分の寮へと連れて行くカヲル。知らない男性の部屋には入れないと固辞する愛実。

カヲルは「夏希が俺となんかあったって言ったかもしれないけど、それ嘘だから」と言い、屋上へと案内した。

念書を書くカヲル(ラウール)だがそれは子どものような字で…

便箋とペンを出され、カヲルはしぶしぶ念書を書き始める。書き上がったものを見ると、子どものような字で「わたしはさわ口なつきさんにれんらくしません  2025.6.30  たか森大が」と書かれていた。

ふざけているのかと怒る愛実だが、カヲルは義務教育をまともに受けておらず、漢字がほとんど書けないことを打ち明ける。

立ち去ろうとするカヲルを「名前だけでも漢字で書いてくれませんか」と引き留める愛実。カヲルのこれからのことを考え、本名は書けたほうがいいと言う。

そして、カヲルの本名を書いて見せると、美しい文字で書かれた自分の名前を、カヲルはまじまじと見つめた。