翌朝。実家近くの川辺で、ふと千明は中学時代の記憶を思い出していた。
石を川面で跳ねさせる“水切り”の回数を競い、1位の男子が千明と結婚できると盛り上がったことがあったという。

そのときの1位は14回だったと聞いた和平が水切りに挑戦。しかし、結果は0回だった…。
同じ頃、診察室の私物を整理していた千明のかかりつけ医・成瀬千次(三浦友和)は、古い写真を眺めていた。
色褪せた写真の中には、水切り大会を19回という好成績で優勝した、成瀬少年の姿があった。
カフェ「ナガクラ」に長倉家のほか律子(石田ひかり)や成瀬(三浦友和)ら“全員集合”
その日の午後、客足が落ち着いたカフェ「ナガクラ」。典子や万理子も店の片付けを手伝いながら、和平と千明の関係について、あれこれ推測して盛り上がる。
やがて真平の妻・長倉知美(佐津川愛美)と双子の子どもたちもやって来た。

そこへ和平と働く早田律子(石田ひかり)が来店。
万理子が置きっぱなしにしていたドラマ『サレ妻同盟』の脚本を見つけると、律子は「大ファンなんです!」と熱く語り、サレ妻の未亡人=律子に対して、万理子も目を輝かせてリサーチを始める。

続いて、えりなと親しくなった優斗が来店し、さっそく彼が拾ったCDを使った作品を見せるえりな。

さらに知美の母・大橋秀子(美保純)が陽気に登場。以前、和平と2人で話し込んでいるところを目撃した律子を見つけ、「和平くんの新しい未亡人ちゃん!」と声をあげる。
偶然にも、ここに成瀬までもが初来店。「いいね、ここ」と店を気に入った様子だが、そこへ千明と和平が帰ってきて鉢合わせしてしまう。
「あれ?先輩?」という和平の声に笑顔で立ち上がった成瀬だが、千明を見て真顔に。千明も2人の顔を交互に見て、「え?」と驚きの声。

さらに和平の目は律子や優斗、秀子の姿も捉え、驚きと困惑…。カオスな雰囲気が渦巻くカフェ「ナガクラ」の店内なのだった。