小泉今日子さんと中井貴一さんのW主演ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』の、最終回先行試写上映会が6月17日に行われ、上映後に小泉さんがサプライズ登場して観客を沸かせました。
本作は、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局プロデューサー・吉野千明(小泉)と、鎌倉市役所で働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック&ホームコメディ。
小泉今日子&中井貴一 想像していた60代とは違う?「動きがもっとゆっくりだった」
上映会後、小泉さんと中井さんが歌う本作のエンディング曲『ダンスに間に合う』に合わせて、小泉さんがステップを踏みながらサプライズ登場すると、会場は大歓声に包まれました。

そして、司会の西山喜久恵フジテレビアナウンサーとトークを繰り広げていると、小泉さんは「ちょっと待って、あれ、どこに入れたんだっけな?」と、何かを探すように自分の洋服を探り始めます。劇中で“お決まり”の、千明が定期券を探す仕草とそっくり。
小泉さんが「すいません私、どこに入ってますかね?」と聞くと…会場後方から「そこの…」という声が聞こえ、中井さんがサプライズ登場!“いつも千明の定期券の場所を当てる和平”さながらの演出に、会場からは悲鳴にも似た歓声が。

そして、小泉さんと中井さんは、観客や取材陣から寄せられた質問に答えました。
「自分だったら、どの役柄の生き方が素敵だと思う?」という質問に、小泉さんは、知美(佐津川愛美)の母・秀子(美保純)を挙げました。明るくテンションの高い秀子ですが、苦労した過去を持ち、第1期では誠実な和平に夢中になったことも。
小泉さんは「あんな感じのファンキーさで街をフラフラしたいなって思います。とっても自由でユーモアがあって。ちゃんと娘とか孫とかお婿さんに寄り添うけど、ほかは自由に楽しんでいる。理想だな。私の場合、もうちょっとおじさんっぽい」と笑いました。

中井さんは「浅野和之さんみたいな…」と、典子(飯島直子)の夫・広行を。「あの夫婦関係っていうか、典子の許容範囲の広さと自由な関係がある意味、理想かな」とコメント。
そして、昨日放送された第10話に触れ「僕63歳になったんですけど、20代の頃に見ていた63歳の先輩はもうちょっと大御所感があった。でも63歳と71歳の俳優が手錠で結ばれて、鎌倉の小道を走り回る…。僕の辞書にはなかった。周りの友だちも『面白い』と言ってくれるんですが、複雑です」と苦笑いを浮かべました。
小泉さんの「私が思う大御所の先輩、動きがもっとゆっくりだった」という共感に、中井さんは「社長役とかで三言くらいしゃべって、先に終わって帰っていくイメージだった。でも、あんな声量でしゃべらされて、走らされて、枕投げも、手錠もさせられて…こんな人生想像しなかった(笑)」と、まんざらでもない様子でした。