充実の生活を送っている女性の「老後」の過ごし方
番組では、夫が亡くなった後に“お一人様”生活を充実させている人を取材。埼玉県に住む65歳ののりこさんは夫を亡くした後、「仕事や家族に全力投球していたことも幸せだったけれど、それは“自分の時間”ではなかった」と感じ、「立教セカンドステージ大学」というシニア大学の授業に通い始めました。
それをきっかけに、パートナーと死別した人との交流会やシニア食堂の手伝い、保育園のアルバイトなどに参加するようになったというのりこさん。突然の夫の死を受けて「やりたいことをやれるうちにやる」という思いが強くなり、年に数回「行きたい」と夫と話していた場所に旅行にも出かけるようになったそうです。
東海林さんは「自分の自由に生きていい時間に、社会のためになることをやっているのは、素晴らしい生き方!」と絶賛し、千秋さんは「老人ホームでモテモテのお婆ちゃんになるのが夢だったことを思い出した」と、のりこさんの生き方に元気をもらった様子でした。
シニア生活文化研究所の小谷みどりさんによると、新たな人間関係を築きたいと思ったときのポイントとして、「人間関係が出来上がっている場所ではなく、みんなが初対面の場のほうがハードルが低い」「毎朝同じ場所に行くなどの習慣ができると、顔見知りができやすい」という2点が挙げられるそうです。

三木さんは「取材をしていると、男性の方が妻に先立たれた後で立ち直れず、孤立しやすいと感じるので、男性はより意識した方が良いのでは?」と付け加えました。
「熱中することを見つけるのが大事」東海林のり子がシニア層にエール!
70歳を超えてからYouTuberとして活動し始めた、ロコリさんも登場。「YouTubeを始めてから人生が変わった」と語るロコリさんですが、活動を始める前に半年かけてシニア系YouTubeの人気のテーマや、動画の撮影・編集方法などを学んだといいます。

「興味のあることはするべき」というロコリさんの言葉を受けて、以前からロコリさんに注目していたという東海林さんは「私もロコリさんを見て『負けちゃいけない』と思った。自分もやらなくちゃと思わせてくれた」と刺激を受けたことを告白。
また、「マージャン教室」「病院の図書室のボランティア」「ハーモニカ」「『自然の里』での登山やキャンプの案内」など、さまざまな人の「60歳を過ぎてからの新しいチャレンジ」が紹介されると、東海林さんは「自分でやりたいことを探すのはすごくいいことだと思う。熱中することを見つけるのが大事よ」と力強くシニア視聴者に向けて声援を送りました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年2月28日放送より