白内障やドライアイの症状や予防法について、専門家と話し合いました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、「夏こそ要注意!目のトラブル」というテーマでMCの設楽統さんと杉原千尋フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんがトークしました。

紫外線は白内障のリスクUP!「目がかすむ」などの症状は老化現象だと諦めず受診を!

スタジオには、眼科専門医の有田玲子先生が登場。この時期、紫外線を長く浴びると目の充血や痛みを感じることもありますが、それを放置しておくと白内障のリスクが高まるといいます。

白内障の初期の自覚症状としては、「目がかすむ」「細かい字が読みにくい」「暗いところで物が見えづらい」「まぶしさを感じやすい」などが挙げられますが、老眼と症状が似ているので放置してしまう人も多いのだそうです。

「ほぼ当てはまる」という竹山さんが「老化だからしょうがないと思っていたけど、そうじゃないんですね?」と問うと、有田先生は「老化で治らないから病院に行かない、というふうには考えないでほしい」と断言。

上記の症状以外にも、「『通常、眼鏡の作り変えは2年おきくらいだけれど、半年に1度作り変えたくなってしまう』『暗いところで本が読めないから自然と明るい場所に移動している』というのも、白内障のサインの一つ」と有田先生は付け加えました。

有田先生によると、「眼球は脳の一部でもあり、人間は目から8割以上の情報を得ている。白内障によってその情報が減ると、脳への刺激が減り、認知症のリスクが1.5〜2倍に増える」とも言われているそうです。

三木さんは、「耳が遠くなってから父の認知症の症状が進んだのですが、脳への刺激が少なくなったのが原因だったのか」と、納得した様子でした。

30分〜1時間で白内障の手術は可能!白いものが黄ばんで見えたら眼科に相談を!

千秋さんが「目の見え方が変わっても、自分の判断だから気付きにくいのでは?」と質問すると、有田先生は「白いものが黄ばんで見えるかどうかが白内障か老眼か判断するポイントになる」「白内障の手術をした人は、今まで見ていたものの実際の白さに驚く」と解説。

レンズなどで矯正しても視力が0.8以下の場合は目の病気が疑われるといい、白内障かどうかは眼科で簡単に調べることができるといいます。

白内障の治療は、初期症状の場合は点眼薬で進めていきますが、生活に支障が出るようなら手術をするケースも。手術は、個人差はあるものの麻酔の時間を含めても30分〜1時間で終わるのだとか。

有田先生は「50歳を過ぎたら人間ドックのような目のドックに行くのもオススメだし、眼科で白内障、緑内障、ドライアイなどかどうか診てもらうことができる」「糖尿病や高血圧などはそちらを先に治療する必要があるので、まずは相談を」と訴えました。