ネガティブな発想を転換する方法と、少々厄介な人との付き合い方を、専門家と考えました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げる『ノンストップ!』(フジテレビ)の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、人気精神科医のTomy先生がスタジオに登場。「ネガティブを救う発想転換術」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、川村エミコさん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんとトークしました。

千秋「ネガティブなことを考えるのは時間の無駄。同じ時間ならポジティブなことを」

「人生は考え方次第で見え方や感じ方が変わるので、同じ環境でも考え方を変えればポジティブに変換することができる」と考えるTomy先生。

竹山さんが「ネガティブな思考はどんどんネガティブになっていくから、意識して一回断ち切る」と自分なりの切り替え方法を語ると、千秋さんは「ネガティブなことを考えていても、ポジティブなことを考えていても時間は同じだから、ネガティブなことを考えるのは時間の無駄だと思うようにしている」と明かしました。

川村さんは、SNSで人気の「案ずるペンギン」さんの「どうしようもない日は、どうしようもないままで終わらせていい」という言葉から、力をもらったと紹介しました。

 

 

「オフにも予定を入れてしまい、もっと頑張らなければいけないと思うのですが、なにもしない“ガラクタ”のようになっていい日もあるんだなと思えるようになった」と川村さん。

「案ずるペンギン」さんは、「仕事が上手く進まない日こそ、さっさと寝て1日を終わらせる方がいい」とメッセージに込めた思いを語り、Tomy先生は「ありのままを認めるという考え方もいいし、『1日』で区切るのは上手な切り替え方」と絶賛しました。

川村さんの「オフにも予定を入れてしまう」考え方について、Tomy先生は「『何もやらない』ということを目標にしてみては?」と提案しましたが、川村さんは「それはできないなぁ…」と困った表情に。

ネガティブな記憶がフラッシュバックするのは、自分自身に元気がない証拠

続いて「小学生時代に、ある友だちのペンを別の子が使おうとしていて、『そのペン、あまりインクが出ないよ』と口を出してしまったことを今でも気にしている」という、川村さんのお悩みも紹介されました。

 

 

Tomy先生は「子どもの頃のネガティブな記憶がフラッシュバックするのは、たいてい自分が落ち込んでいるモードのとき。元気がないから思い出してしまうのでは?」と解説し、番組公式SNSには「私も川村さんと同じタイプ」などの共感が集まりました。

「電車で女子学生が笑っていると、自分が笑われている気がしてしまう」(53歳男性)、「体調不良で仕事を休んでいると、他の人にどう思われているか気になってしまう」(40歳男性)というお悩みでは、三木さんが「日本人は自分の評価を相手に委ねてしまう性質があるので、そういう思考に陥りやすい」と分析しました。

 

 

これにTomy先生は、「人の目を気にしすぎてつらくなった状態=『対人恐怖』という病気は、日本独特のもの。他者の目を気にしすぎてしまうのは、国民性といえる」と付け加えました。

ネガティブ思考の川村さんは、知人から「ありがとう」と書いたハンカチをもらったときに、「私の『ありがとう』が足りていないということ?」と思ってしまったこともあるそうです。

 

 

Tomy先生は、どんなに成功していても自分に能力がないと思い込み、自分を詐欺師のように感じてしまう「インポスター症候群」という心理学の考え方を提示し、「川村さんもこのタイプでは?」と指摘。

川村さんは「私は嘘はつけないタイプなので違うかも?」と首を傾げましたが、竹山さんは「こういうふうに思ってしまうこと、ある」と共感しました。