水10ドラマ『問題物件』に主演する上川隆也さんが、初共演の内田理央さんの印象を語りました。
本作は、自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っぷしが強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローと物件マニアのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリー。
黒づくめの服に黄色のコートを羽織った独特の雰囲気を持つ謎の男・犬頭光太郎(いぬがしら・こうたろう)を上川さんが演じます。
犬頭は、内田理央さん演じる不動産会社に勤める女性・若宮恵美子(わかみや・えみこ)の前に突然現れては人並外れた記憶力と天才的な推理力を生かして、物件に隠された謎を解決していきます。そんな役柄や作品への思いを上川さんに聞きました。
上川隆也『問題物件』は原作小説の“楽しさ”受けて「ドラマに関わりたいと思った」
──まずは、本作の企画を聞いた際の心境はいかがでしたか?
企画とともに届けていただいた原作小説から触れたのですが、構えることなく楽しく読める小説だなと感じました。その中で躍動する主人公が非常に魅力的に描かれており、そこがこのドラマに関わりたいと思った何より大きなポイントだったんだろうな、と。
初めて小説を読んだときの、ページをめくっていく楽しさをできるだけドラマに落とし込んで、視聴者の皆さまに楽しんでいただけるようにしたいなと思いました。
──フジテレビ制作の連続ドラマ初主演となりますね。
実は、言われて「あぁ、そうか」と気づかされました(笑)。
テレビでも、映画でも、舞台でも、僕にできることはお芝居しかありません。お芝居を精一杯ご提供していくだけのことだと思っていて。最終的にご提供したもので楽しんでいただけるのならば、これ以上のものはないととらえています。
ですから、今回「初主演」という冠をつけていただいたことはとてもうれしいですけれども、だからといって何かいつもと違うテイストを持ち込むようなことは考えられませんし、その点に関してはあまり意識せず臨んでおります。