──ちなみに、ご自身が物件を選ぶ際の一番条件は何ですか?

今に限って申し上げるならば、ペット可かどうか、それに尽きます。上川家はドッグファーストで回っておりますので。彼女にとっていい住環境なのかが第一で、そのあとに人間の動線などの検討に入っていきます。

上川隆也「楽しんでいただきたいと思わなかった作品はない」出演作への思い

──これまでさまざまな作品に出演していますが、出演作品を選ぶ際に大切にしていることは何ですか?

これまで、投げかけていただくことでしかお役をいただいたことがなくて。僕からプロデューサーさんに「これを映像化できないか」「この役をやりたいんだけど」とお声がけしたことは一切ないんです。

ありがたくもお話を頂戴して、折よくスケジュールなどが合致したからこそ出演しています。もちろん、お話をいただいたときに演じたいと思った僕の気持ちが何よりですけれども。

性格上、今後も出演作は同じように決まっていくと思います。一つひとつ、お迎えする役をどのようにご覧いただいて、楽しんでいただけるようなものにしていくか。僕の思考はそこに尽きます。

そういう意味でいつも困るのが、「作品にかける意気込みを」という質問です。「そう言われても」とお答えに窮するしかないというのが実情で。

とは言いつつも、携わってきたどの作品を振り返ってみても「(見る人に)楽しんでいただきたい」と思わなかった作品は1本もありません。それは時代劇でも、多少難しい問題を扱った作品でも、ライトな物語でも。そこだけを大事にしてこれまでやってきました。

──俳優として「こういう自分でありたい」と思う理想像はありますか?

ひどく単純で、それなりの年月お芝居に携わってまいりましたが、お芝居をすることは相も変わらず楽しいものなんです。それは今後も揺るぎないものですし、楽しみ続けていたいなと思っています。

──めざましmediaの「“好き”でつながる」というキャッチコピーにかけて、現場の“好き”を教えてください。

(監督や演出家からの)「オッケーです」という言葉です。シーンごとに発せられますが、これほどうれしいものはないですね。

その言葉が出るたびに、物語が一つずつ出来上がっていく実感ができるといいますか。各話シーン数は違いますが、すべてが物語の1ピースなわけで。そのピースがハマっていく過程は、純粋にものづくりのやりがいを感じられるので好きです。

──その感覚は、お芝居を始めた頃から持っているものですか?

始めた頃はわけもわからずでしたから、そんな感覚はありませんでした。ただ、今ここに至って、ドラマ撮影における一つの楽しみになっているということは、嘘偽りなく申し上げられます。

──最後に、ドラマを楽しみにしてくださっている皆さんへ一言お願いします。

物語はサスペンスフルで、と思えばホラーテイストでもあり、各話色を変えながらお届けいていく作品になっています。

その一つひとつの事件を、犬頭と恵美子という凸凹コンビがどう解決していくのか。お楽しみいただけたらと思っております。

撮影:河井彩美