8月17日(日)の『ボクらの時代』は、俳優の浜木綿子さん、コメディアンの萩本欽一さん、俳優・タレントの柴田理恵さんが登場しました。

浜さんの「欽ちゃんに、どうしてもお会いしたかった」という希望で、今回の座組が実現。萩本さんも「浜さんは、憧れの存在」と、44年ぶりの再会を果たします。その2人と共演したことのある柴田さんが加わり、鼎談が繰り広げられました。

萩本欽一「80って、面白くないんだもん」

左から)萩本欽一、浜木綿子、柴田理恵

萩本さんは、80歳を迎えた2021年からYouTubeチャンネル「欽ちゃん80歳の挑戦!」を開設。その中で視聴者と一緒にお墓を作り上げる企画「欽ちゃん最後の夢物語」を展開しています。

「誰でも一緒に入れて、ずっと生き続ける場所を作る」そんな思いで、伊勢原市で「欽ちゃん寺」の創設を進めているそうです。

そんな萩本さんに、浜さんは「これからの人生を、どういうふうにして過ごされますか?」と尋ねました。

萩本:「80って面白いね」っていう言葉を探す旅をしたい。

萩本欽一

浜:ほぉー、素敵。

柴田:「80って面白い」って、どういうことで思われるんですか?

萩本:80って、面白くないんだもん。

柴田:え!?

萩本:面白いことがないのと、いいこともないの(笑)。

柴田:うん、うん。

萩本:いいことないから、「嫌だな」って思うより、これ、何か探すっていうのが面白いなって。非常に興味があるわけ。

柴田:へー。

柴田理恵 母が見せた頑張り

浜:柴田さん、まだ60代?

柴田:私、66です。

浜:頑張ってくださいねぇ。

柴田:頑張ります。先輩方がこれだけ頑張っていらっしゃると思うと…。うちの母がですね、今年の1月に95で亡くなったんですけども。

柴田理恵

浜:そうですか、それは…。

柴田:いえいえ。最後の最後まで、目標を持っていたんですよ。「お母さん、何したい?こんな病院出たいだろ?」って言ったら「出たい」って。「何したい?」って聞いたら「酒が飲みたい」って言ったんです。「お、元気だな」って思って。それで「酒が飲めるまで頑張ろう」って言ったら、本当に頑張ったんです。そのあとも、目の前に、ちゃんと近い目標、ニンジンをぶら下げると、必ず元気になっていったんですよ。介護みたいなことして、7年だったんですけど。

浜:まぁ、それはすごい。

柴田:はい。いやぁ、本当に元気だったから、やっぱり目標を持つって素敵だなって。