ある日、肇はプロデューサーの小野寺さつき(中越典子)と映画の撮影準備を進めていた。さつきは脚本を高く評価し、作品が代表作になる可能性を期待するが、肇はどこか複雑な表情を見せる。

一方、紀介の家では、認知症を患う母・祥子(高橋惠子)に介護士の三島ひろ子(奥田恵梨華)が化粧を施していた。明るい様子の祥子を見て、ひろ子は症状の改善に期待するが、紀介は苦笑する。

その頃、雄太は贈賄事件の公判を前に弁護士と答弁の予行練習を行っていた。弁護団は執行猶予がつく可能性が高いと説明するが、雄太は複雑な思いを抱える。

雄太が会社を出ようとしたところに、雄太の元部下で、営業部部長の小松(池田良)が現れる。小松は雄太に励ましの言葉をかけて去っていくが、林社長(信太昌之)は、彼こそが、雄太を検察に売った人物だと明かす。

鶴見巡査(濱尾ノリタカ)は雄太(反町隆史)らのこれまでの調査を労う

白馬が働く「ガンダーラ珈琲」に雄太たちが集まっていると、鶴見巡査(濱尾ノリタカ)がやってくる。

雄太たちは、加賀見が、白馬も含めた自分たちの個人情報を収集したうえで、さまざまな影響を及ぼしていたことを確認し合う。

さらに、雄太は、マチルダのものと思われる骨だけでは多胡を起訴することはできないと明かす。行き詰まりとなった現状に、鶴見は「みなさんはよくやりましたよ」と労いの言葉をかけた。

雄太たちは改めて、なぜマチルダが脅迫や誘惑にも屈せず、戦い続けたのかを考える。

そんななか、白馬はふと、健人が口にした“バカげたビデオテープ”の中身に疑問を抱く。それを聞いた3人が思い出したのは、1988年に丹辺の商店街で行われたバラエティ番組『オレたちひょうきん族』の『タケちゃんマン』というコーナーの撮影のことだった。

それには、マチルダやユンたち、そして黒江の婆さんをはじめとする町の人々が出演。放送はされなかったが、マチルダがテレビ局にビデオテープの送付を依頼し、公民館で上映会を開いたのだ。

紀介は、マチルダがこのテープを加賀見に見せることで、加賀見たちが壊そうとしている町や人々の姿を突きつけたかったのではないかと語る。

そのとき、情報収集に使っていたSNSアカウントにマチルダの元夫・里村尚樹(佐戸井けん太)からメッセージが届いた。