白馬は、現在も雄太の妻・絵美(野波麻帆)と娘・綾(三浦舞華)が脅迫されていることを挙げ、それも加賀見の指示によるものだと非難する。雄太たちも、マチルダの事件について加賀見が真実を語り、法の裁きを受けるべきだと迫る。
しかし、加賀見はまったく動じない。「正義」は子どもの言葉だと言い放ち、きれいごとだけでは社会は動かないと主張。
町の再開発は必要であり、そのためには誰かが汚れる決断をしなければならなかったと語る。
さらに健人は、自分や親たちもマチルダに証拠のビデオテープを渡すよう何度も説得したと明かす。だが、期限の日に彼女が持ってきたのは、別の“バカげたビデオテープ”だったという。
雄太たち(反町隆史)に揺さぶりをかける加賀見(高田純次)
すると加賀見は、雄太たちの事情に静かに踏み込む。肇には映画制作、紀介には母親の介護と自身の病気、白馬には母子家庭で育ち、奨学金で大学に通っていることを持ち出し、揺さぶりをかける。
公判を控えた雄太に対しては、自分が実質的に支配する「多澤グループ」に従えば、仕事も家族も守られるが、逆らえば、判決や家族の将来にまで影響が及ぶかもしれない、と諭すように言う。
雄太は、加賀見がこれまでも同じように静かな圧力で人を懐柔してきたと指摘。だが加賀見は、過ぎ去ったものは取り戻せないとだけ告げ、その場を去った。
3人はある記憶を思い起こす。1988年当時、ユンたちは、映画の脚本のアイデアが浮かばず、頭を抱えていた。
そんな彼らに対しマチルダは、空想することの大切さを説き、自身のオリジナルキャラクター「とんちゃん」の物語を即興で描きながら、想像力が新しい世界を生み出す可能性を語った。
